「広げよう笑いの種、咲かせようあかいはな」 おかやまあかいはな道化教室
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道化教室 ユーモアコミュニケーション

日 時 : 2020年2月16日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
ファーストステージ最終回。
新しい方から懐かしい方まで、なんと40名近くの方が、ホールに集まって下さいました。受付では、教室17年間の記録、参加者の思いがつまった記録集が配布されました。


さて、教室スタート。
サークルをつくって拍手を送ったり、
風船や紙袋を使ったり
コメディを演じたり。
いつもと変わらない教室。
でもその一つ一つが、特別な感じに思えてきます。
昔は何をするにでも少し恥ずかしがっていた自分がいました。
しかし次第に楽しむことの大切さを知って、
特にこの日は、思いきり楽しみました。
一生は思った以上に短い・・・そう考えると、緊張したり恥ずかしくしていたら、もったいないかもしれません。

また、塚原さんからの相手への歩み寄り方のお話に深くうなずきました。
ほんの数歩、近づいていくのではない、また相手のパーソナルスペースにどんどん入っていくのでもない。半分より少し相手より。60%くらい。そのころ合いが、一番相手からも自分からも、程よい、そして気持ちの良い、歩み寄り方なのではないか、と。


いよいよ教室最後は、塚原さんより修了証書、あかいはなとお手紙が手渡されました。道化のココロの象徴であるあかいはなを受け取った皆さんは、最高にかわいいクラウンでした。


続いて同会場で、懇親会を行いました。
まずは教室の大きな存在であった、横谷敦子さんを偲んで黙祷をしました。突然に旅立たれたあっちゃん。いつもありのままで、ユーモアを忘れず、生来の道化師でした。
そして、今までの教室の映像が流れました。17年の間に、本当にいろいろな方と出会い、一緒に様々な事を行ってきたことを実感しました。

それからお一人お一人が、教室への思いを語ってくださいました。

*物事を楽しむということは今もつながっている、

*ここにくると遊び心がふつふつと湧いてくる。

*道化教室がきっかけで教師に、道化との出会いが自分の人生も化かしてしまった

*人付き合いが苦手だった。しかしここに来て、どこに行ってもやっていける力がついたと思う。

*道化教室で救われました。ありがとう。

*人前で話すのが苦手、かっこうをつけていた。ありのまま、素のまま。

*自分自身がかわってきたかわからないけど、肩の力も抜けて生きやすくなったと感じている。

*ここに来たら家に帰ったみたい。もともと人見知り。ここでだったら、自分を開いてよいと思って、素が出せるようになった。

*自分の人生の中で素敵なステージになったと思う。


笑顔あり、涙あり。心からの言葉に皆が耳を澄まして、共感した時間でした。


そして塚原さんから最後に言葉をいただきました。

現代は分断、格差社会、生きにくい時代
世代、経験をこえて密にしてくれるのが“笑い”
「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい」
この言葉を確実に意識するようになったのは教室のおかげ
一歩離れてみると「これが平和の象徴」今平和から遠ざかっている
これからの道も一緒に歩いていきたい


教室はファーストステージを終えて、自主的なサークル活動としてのセカンドステージに入ります。しかし、

“本当のセカンドステージは、皆さんの日々の中にある”

と教室代表の土井院長が語っていました。

毎日が、スペシャルディの積み重ねでありますように。
笑顔が傍らにありますように。
あかいはなを心につけて。


今まで本当に、本当に、ありがとうございました(土井)


  




道化教室 パフォーマンスの見せ方の工夫

日 時 : 2019年12月1日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
数年振りの方も、初めての方も、常連さんもいつものパッチホールに集い今年最後の道化教室が開催されました。

最初は座ってお話を聞きました。
10月に浸水被害のあった長野県の現状の説明がありました。テレビ等の報道では既に見かけることが少なくなってきていますが、まだまだ爪跡が色濃く残る浸水被害・・・。
互いに、伝えること、知ること、理解することが、問題の大小にかかわらず、解決への糸口なのかもしれないと感じました。

続いて、ユーモアコミュニケーションの説明です。
「ユーモアは人と人との関係性を円滑にするサプリのようなものです」と塚原さん。人が抱く悩みの根は、大体が人間関係にあるように思います。そう考えると、このユーモアコミュニケーションを学校で未来を担う子供たちと共に学んだほうがいいんじゃないかしらと思いました。

少しの座学の後は、いつもどおり椅子を隅に置いてユーモアコミュニケーションの始まりです。今回はミッキーダンスではなく、サークルをつくるワークから始まりました。最初は何となくかたい雰囲気・・・塚原さんの言葉とワークで、笑顔が出て、段々場の雰囲気がほぐれていきます。場の雰囲気は、そこにいる全ての人間でつくってるんだと感じました。

今回、私が一番楽しかったワークは、デタラメ言葉と通訳です。2人でペアになり、1人はデタラメ言葉を話し、1人はそれを受けて通訳をするというワークです。ずっとデタラメ言葉の人がリードしていくのかと思いきや通訳の人の言葉でデタラメ言葉の人の話す雰囲気が変わったり、
「互いに影響しあうんです」と塚原さん。おもしろい!
どんな人間関係でも、一方通行ではなく、影響しあってると感じました。芳しくない人間関係のとき、「何でこの人は、こうなの」と相手を責める前に相手の立場に立って、自分が相手にどんな影響を与えてるのかを考えたらまた違った見方ができて関係性の改善の糸口が見えるように思いました。
今度試してみよう。

その後もたくさんワークをして、たくさん笑ったり、驚いたり、動いたり・・・今年最後の道化教室も最高に楽しかったです。

道化教室も残るところ後1回となりました。
初めての方も、お久しぶりの方も、常連さんも
皆さん遊びに来てください。
ラスト1回、楽しもうじゃありませんか!(藤原)





道化教室 パフォーマンスの見せ方の工夫

日 時 : 2019月9月2日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
9月といえど30度超えの残暑厳しい日曜日。
今日の教室の始まりはなんと、紙芝居でした。
藤原さんが周到な準備により、手作りの教室紹介。
教室の始まりから今までつかみ取ってきたことなど
熱く熱く語ってくれました。


そしていつものミッキーマーチの体操。
この体操も残り三回かと思うと、感慨深い。
区切りをつけるからこそ、感じれる思いかもしれません。
さあ、ワークの始まりです。
パントマイム、ハイタッチ、太鼓遊び、ハンカチ取り、
ピンポンゲーム、スティックダンス。..
どれもやったことのあるワークだけれど、
参加者、ペアが違うと、また全く違うものになります。


まず印象に残ったことは、指示の仕方でした。
曖昧に投げかけると、わかりずらい。
強すぎると高圧的になる。
程よい表現の仕方が大切です。
それにはどうしたらよいか。
まずは相手を理解しようとすること。そして感じること。
相手の動きをみながら、
自分が表現したいことを、
はっきりと伝えることの大切さを改めて実感しました。



そしてスティックダンスでは、
ペアの方と目を閉じたままのやりとりに、感動しました。
目を閉じているからこそ、相手に意識が集中します。
そしてそこが慣れてくると、少し遊んでみようかという気持ちになります。その遊びに応えてくれる、そして相手からも楽しい会話が聞こえてくる。スティックを通じて、そんな気持ちのやりとりがありました。こんな風に人とコミュニケーションできたら、なんて素敵で、豊かな関わりができるだろうと思えたのでした。


様々なワーク、見たこともない皆さんの表情。
参加者の気持ちの距離がぐっと縮まり、あっという間の3時間。優しい笑顔が広がりました。、

残すところあと2回。初めての方も、懐かしい方も、
ぜひどうぞご参加下さい。土井
  




道化教室 パフォーマンスの見せ方の工夫

日 時 : 2019年6月2日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
17年間続いた道化教室も、今年で一区切りをつけ、塚原さんに定期的に来ていただいて教室を開催するというカタチは
今年1年で最後・・・その最後の年の貴重な1回目の道化教室が始まりました。
そもそも道化教室の始まりは、土井先生がパッチ・アダムスを岡山に呼び、そのコーディネーターを塚原さんにお願いしたこと、その当時にとても深くかかわってくれた仲間が遠方より来てくれました。しかも、相互の(どちらに非があるか、両者が非を譲りあい結論出ず)連絡ミスにより、結果的に劇的なサプライズとなり、大きな喜びとなりました。そのころは1人だった彼も今は可愛らしい奥様とお子様の家族4人・・・何だか感慨深いです。


今回から「ユーモア・コミュニケーション」ということで、今までのようにワークを通して自分が体験する、そして、今年からは一歩先に踏み込んで、自分が体験したことを周囲の人々に伝えるにはどうしたらいいのかということも一緒に考えていきますということで、太鼓遊び(方向転換)というワークで、参加者が太鼓を鳴らす場面がありました。


まず、リーダー(太鼓を鳴らす人)の合図でプレーヤーが会場を歩きだします。リーダーの太鼓の合図がなったら、プレーヤーは同時に方向を転換して自由に歩くというのを繰り返すワークです。リーダーに指名された参加者の方は、最初は何だか自信なさげな音で太鼓を鳴らしてましたが、最後のほうはノリノリで連続して太鼓を鳴らしていました。私はプレーヤーとして参加してましたが、プレーヤーとしての感想は「歩きづらっっ!」でした。塚原さんがワーク後に「本人の気持が定まらず伝えると、受け手はやりづらさを感じます。迷いが音に出てしまう。最後のほうは本人が盛り上がってしまったんですねえ。発信する方と受ける方との気持ちのすり合わせがいります。」
とコメントされてて、なるほどと納得しました。


こういった気持ちのすれ違いは日常でもよくあるなと思いました。仕事や家庭でも、発信側と受信側のすれ違いがあり、それらを解決していくには、やはり相手を観る、相手を感じる、相手の話を聴く、それらを通して自分から相手を理解しようとすることなのだろうと思いました。そして、両者で「すり合わせを」行い、お互いにとっての最高のポジションを共に探すと深いコミュニケーションになり相互の満足度も高くなるんだろうなと感じました。


一見ばかばかしくて、とっても奥深いユーモアコミュニケーション、そのハンドブックを塚原さんがつくられました!道化教室で実際にやっているワークがカラフルで楽しい絵や写真、シンプルでわかりやすい説明文とともにたくさん載っています。その帯風なところに書かれてます。「正解ナシ。失敗OK!」と。
無意識のうちに正解を求めてしまう私には、その正解を求める自分の思いが、きっと自分自身を生きづらくしてたんだとハッとさせられる言葉でした。道化教室は、その正解探しの思考の鎖から自分を解放するヒントをくれる場所だなと改めて感じました。


さて、ここで皆さんに朗報です!道化教室に参加された方全員に、このハンドブックをもれなくプレゼントします!何と!今なら送料無料(手渡しですから)、ハンドブックに加えて、笑顔とユーモアもおつけしてお値段据え置き、3点セットで大変お得となってます。
ぜひ9月の道化教室、一緒に楽しく学びましょう!お待ちしてます!(藤原)

  





道化教室 パフォーマンスの見せ方の工夫

日 時 : 2019年2月17日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
春にはまだ少し遠い、2月の午後。
パッチアダムスホールに、集まってきた仲間達。
今日はいよいよパフォーマンスの集大成、
準備を経ての発表会。

その前にいつものウォームアップ、
ストレッチや、会場を歩き回ったり、ピンポンゲームで、
徐々に体も温まり、心も和らぎ、チームメイトとの距離も縮んできた。


それから道具を使って動いてみる。
今回はやはり見せ方の工夫。
ただ、芸をみせればいいのではなく、
見せるまでの課程が大事。そこを楽しむ。
一通りではなく、発想を転換して、
いろいろな工夫を楽しむ。


みせるにはやはり、メリハリが大事。
そして「終わりよければすべてよし」
最後の”きめ”がとても大事になる。
  
  

最後にみなさんのパフォーマンスでした。
挑戦しようと思う方はやりましょう。
というスタンスだったのだけれど、
参加者全員が挑戦しました。

そして…
本当にすばらしかった。。。

  

みなさんがそれぞれの持ち味で。
そして会を重ねてきたからか、
みなさんがうまくしようではなく、
ゆったりと楽しもう、の気持ちになっていたような。。。
きらきらしていて、感動しました。、


次回の教室は6月2日。
内容はまた追ってご案内します
(土井)





道化教室 パフォーマンスに凝ってみよう!

日 時 : 2018年12月9日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
今年最後の道化教室となりました。
今回も引き続き、パフォーマンスシリーズです。

今回は新しい方やお久しぶりの方やいつも来られてる方々が
入りまじっての教室となりました。
楽しい楽しい学びの時間の始まりです。

今回心に残ったワークは「拍手のプレゼント」です。
このワークは、輪になって、アイコンタクトをして拍手をし、
拍手を送られた人が次の人に拍手を送るワークです。
何となく拍手が集まりやすい人、拍手をもらうと嬉しさがあふれる人、
拍手を2人の間に送ってしまい受け手を迷わせてしまう人(私です)など・・・
人はどんなときでも知らず知らずのうちに、その人らしさを表現しているんだなと感じました。
そして、ワークに参加してましたが、拍手が集まりやすい人や拍手をもらうと嬉しさがあふれる人などには気づかず、塚原さんのお言葉で気づいたのでした。同じものを見ているはずなのに、見えている景色が全然違うなと感じました。


  



もう一つ、「スカーフでの窓ふき」(目の前に窓があるつもりでスカーフでふく)
をしたときの塚原さんの言葉が印象的でした。
「普段から窓ふきするときに、パントマイムの練習だと思ってすると、少し大儀さが減りますよ」
本当に何事も自分次第なのだなと感じました。自分次第で楽しくもなり、つまらなくもなるのしょう。私たちはどちらを選択するか、自分で決めることができるのでしょう。
まず、自分次第ということを信じて、次にとにかくやってみる、やってみないとわからない、やってみて違ったら、また違う方法を考えやってみるというのを繰り返すと、自分にとって楽しいことはどんどん拡大していくのだと思います。決して簡単な道ではありませんが、そのチャレンジ自体も楽しむことができるのでしょう、自分次第で。

  

次回は、いよいよパフォーマンスシリーズの最終日です。
普段の教室の中で発表会をします。気楽な気持ちでぜひご参加ください。
やってみないとわからない、やってみたら必ず何か生まれます。
そしてその生まれたものは、その人だけの財産なのです。
以下、塚原さんがレジメで紹介してくださったお言葉です。
「私は失敗を受け入れることが出来る。しかし、挑戦しないことだけは受け入れられないのだ。」マイケル・ジョーダン
そして、「全力でしたことに失敗はない」のです!皆さんの御参加お待ちしてます。
一緒に気楽に楽しみましょう!

藤原





道化教室 パフォーマンスに凝ってみよう!

日 時 : 2018年9月9日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
雨が涼しさをつれてきてくれた日曜日
いつものパッチホールで道化教室の始まりです。
今回も引き続き、パフォーマンスシリーズです。
今回はどんな発見があるのだろうとワクワクしながら参加しました。

ふだん見慣れない道具の数々・・・
皆さん一生懸命練習します。
ずっと同じ道具で練習する人
新しいものにどんどんチャレンジする人
人がやってるのを観察する人
こんなところにも個性が溢れます。

今回一番印象に残ったのは
バルーンを使ってのワークのときの塚原さんのお言葉です。
「重い物と接すると重くなる。
 軽い物と接すると軽くなる。
やわらかい風船に触れるときと
硬い石に触れているときで
人間が受ける影響はちがう
人間同士も同じです。」

自分のことを振り返っても、
心を開いてくれる人には、安心して自分も心を開きやすいけど、
怖い印象の方には、自分から心を開きにくいです。
でも、本当は、相手の態度に左右されず、
人のせいにしないで
むしろ、そんなときこそ、フラットな「自分から」という姿勢をもちたいと感じました。

 

道化教室は参加型の教室なので、
塚原さんからのお言葉からの学びと
ワークを通じての自分の実体験からの学びとがあります。
頭で理解する知識だけではなく
自分の五体を通じてつかむことが
本当にわかったということにつながるのかもしれないと思いました。
 
次回はパフォーマンスシリーズ第3弾です。
今からでももちろん遅くありません。
一緒に笑って学びましょう!
 皆様の御参加をお待ちしております。
(藤原)

 






課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2018年8月2日(木) PM4時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園
       
今年も光明園の夏祭りに参加してきました。
強い西日が差している中・・・汗をかきかき。
今年も多くの方と笑顔の交流をしてきました。

  



役割分担ばっちりと、
みんなそれぞれの位置について。
本当に暑い中ありがとうございました。

 


入所者の方にバルーンを渡したとき、
パッとお顔を明るくして、笑顔で「ありがとう」と
おっしゃられました。


哀しみと強さ、明るさ、たくましさ、
いろいろなことをまた今年も
感じさせていただきました。
また来年もよろしくお願いします!
(土井)






道化教室 パフォーマンスに凝ってみよう!

日 時 : 2018年6月17日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
さて、今回から4回に渡って学ぶ”曲芸”がテーマの道化教室。
芸にスポットをあてるのは、なんと今回が初めてです。

これまでは、道化のココロ、あかいはなの思いを考えて、
自分自身と向き合いながらのワークが中心でした。
道化教室なのに、曲芸をメインにするのは、初めて。


スカーフ、ボール、お皿・・・

いろいろな道具と向き合いながら、技を習います。

スカーフではできるのに、ボールになると
なかなかにむずかしい・・・
私自身、曲芸には苦手意識がありますが、
でも途中で気付いたことがありました。

それは、苦手にしっかりと向かい合うこと。
そしてこちらから迎えるように、その道具と向き合い
学ぼうとすること。
そうすると、途中から不思議ですけれど、
楽しくなってきます。ボールにこちら側の思いが伝わるのか、
そして難しい芸も、ほんの少しずつですが、
できるようになってきます。


これは、すべてのことに通じるのかもしれません。
人生、やりたいこと、得意なこと、ばかりではありません。
時に、面倒くさいなあぁ。苦手だなぁと思うこともあるものです。

しかしその時に、自分の気持ち、姿勢を整えて、
目の前の出来事を迎える。一生懸命、真摯に取り組む。
それによって、目の前にあるものとの距離が縮まって、
また、違う感情が湧いてくる、
楽しくなることだって、あるのです。


目の前の道具と向き合いながら、
これからどんなことを発見し、習得するのか、
楽しみです。

興味がある方、これからでも大丈夫。
ぜひ参加してみませんか?(土井)







道化教室 コメディを演じる

日 時 : 2018年2月18日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
ようやく温かくなってきた日曜日
今年最初の道化教室がありました。
今回はコメディシリーズの集大成、参加者の発表会です。

まず最初は、体と心をほぐしましょうということで
軽快で愉快な音楽にのせて、いつものミッキーマウス体操です。輪になるけど、いつもよりも人数が少なく、会場が広く感じました。ほかにも、スカーフの闘い(以下全て勝手に命名)、スカーフの窓ふき、ピンポンゲーム、などなどお馴染みのワークをしていくと、段々会場の雰囲気も参加者もあたたまってきます。

その後、各個人で15時からの本番に向けて、練習です。
当日会場に来るまで準備してなかった人も、ふんわりとイメージを膨らませてきた人も、
事前準備ばっちりの人も、塚原さんのアドバイスをヒントに、それぞれの場所で自分の想像力をフルに使い、イメージをふくらませて練習します。

そして、いよいよ本番です!!
9人の発表者に加え、道化教室の仲間たちが9名観客として来てくれました。
貴重な日曜日の午後に、貴重な命を使って(時間の使い方は命の使い方です!!)
大の大人たちが各地から集まって、真剣にコメディを演じ、真剣にコメディを見る・・・
何て馬鹿馬鹿しくて、平和で、滑稽で、美しい時間なんだと感じました。
この時間自体が最高のコメディです。

発表者の皆さんが観客を巻き込んで演じます。会場が笑顔であふれます。どの方も活き活きとして、人の笑顔って美しいな~と感じました。皆さん、ノリノリで、持ち時間を超過し、終了予定時刻を30分も超過するという結果になりました。

想像力でコメディを創造し演じる、また共に学んできた仲間たちのコメディを見るという貴重な体験を積み、想像力もまた人間が豊かに生きていくためには必要不可欠なものなんだということを感じました。

道化教室は、ピアノや運動などの習い事と異なり、わかりやすく、これができるようになるという指標はありませんが、人生を楽しく豊かに生きるヒントをたくさんもらえます。
そのヒントを自分の日常生活の中で結びつけていくと、劇的に人生が楽しくなるということを実感しています。
ぜひ、共に遊びながら学びましょう!!6月の道化教室でお会いできるのを楽しみにしてます。(藤原)









道化教室 コメディと生きる
          ~コメディを創造する心と体に出会う~
日 時 : 2017年12月10日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
いよいよ、冬到来という寒い日々の続く中でも
パッチホールでは温かい笑いがあふれていました。
今年最後の道化教室です。

最初に座ってコメディのお勉強。
コメディの3原則。
①人や物が予想外の行動をすると面白い。
②対象となるモノや存在が予想外の所にあると面白い。
③対象となるモノや存在が予想外の大きさ(サイズ)だと面白い。
共通するキーワードは予想外!!
「日常生活でも嫌われることの多い予想外
この予想外を楽しむことができるようになれば
私たちの生活はもっと笑顔がふえるのかもしれません。」と塚原さん。
きょうも深い学びをいただきました。

続いて、ワークです。
体をほぐしながら心もほぐしていく・・・。
改めて体と心はつながっていると感じます。
愉快な音楽に合わせて
ミッキー・マウス・マーチ体操を踊ります。
自然にあふれる笑顔。
改めて冷静に考えると、
日曜日の昼間っから大の大人が集まって輪になって
一体何やってんだろうと可笑しくなります。

今回一番印象に残ったのは、「歩く」ワークです。
「普段何気なく歩いているけれど、
その歩く姿から私たちはいろいろな情報を周囲に発信してるんですよ
表現が苦手だなと思い込んでいる人もみんな実はずっと表現し続けてるんですね~」
と塚原さん。
人間は生まれながらに表現者であり、同時に受信者なんだと感動しました。

自分自身を表現し、人に理解してもらいたいという思いは
命の奥のほうに深く組み込まれていて
だからこそ、時に傷つけあいながらも、
人は関わりあいを求めて生きていくんだろうと思いました。

そして、最後に発表会に向けての事前発表。
発表する人々のお顔はキラキラ輝いてました。
そして、皆さん何とも楽しそう!

次回の道化教室は、いよいよ創作コメディ発表会です。
発表するもよし
見て楽しむもよし
ぜひパッチホールへおいでください!!
2018年も一緒に笑いましょう!!     (藤原)




道化教室 コメディとのつきあい方
            ~コメディの面白みを体感する~
日 時 : 2017年9月10日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
9月と言えど、蒸し暑い日曜日。
本日はコメディ2回目。
コメディの面白みを体感しようということで、
25名の参加者がパッチホールに集まりました。

最初にコメディについてのお話。
心に残った一つ目は、ユーモアとジョークの違い。
ジョークはただ笑わすこと、
しかし、ユーモアには、愛情と思いやりが必要。

そしてもう一つは、
”落ち込んだ状態は最高の喜劇”だということ。
人間だから落ち込むこともある。
でもそれが喜劇なんだと聞くと、
なんだかちょっとポジティブな思いが湧いてきます。
そして続けて、
「落ち込み続けるから悲劇になる。そこから立ち上がる。
それがチャンス。喜劇の始まりです」と。

人生は喜劇でありたいと思いました。


続いてさまざまなワークをしました。
印象に残ったワークは、いすを使ったペアワークです。
二人でショートコントを演じるのですが、
相手の方の表現に引き出される感覚がありました。

恥ずかしさやいろいろな邪念があると、意識が外に向いてしまうけれど、
コントをしている相手に集中(なかなかできませんが)すると、
そこにふたりの空間ができるのだということを
ほんの少し体験させていただきました。


日々の生活の中で、面白いこと探しをすること、
そして演じること。
学びたい欲求が膨らんできています。


3回目からでも大丈夫。
あなたも少し、コメディに触れて、
そのコメディの学びを日常に活かしてみませんか?(土井)





課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2017年8月3日(木) PM4時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園
       
まだまだ日差しの強い道化教室のテント前で、.
暑い中集まってくださったメンバーで、まずは準備を始めました。
6時くらいになると、
どんどん子供たちが増えてきます。






来られた方たちに
汗を流しながら
楽しんで関わっている教室メンバーのみなさん















光明園の入所者の方の平均年齢は90歳近くになります。
過去にここで何が起きたのか、
今もどのような思いでここにいらっしゃるのか。
このお祭りに参加しながら、いつもいろいろな思いになります。
風化させてはいけないと改めて思います(土井)







道化教室 コメディとは何だ!
            ~コメディの理解と基本的な実践~
日 時 : 2017年6月4日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
今回から、テーマが「コメディをつくり、コメディを演じてみよう!」
ということだ。
正直、何をするのか、具体的にはさっぱり分からないまま
(いつも通りの状態!)不安と期待に胸を膨らませて参加した。


今回、教室が初めての方もたくさんいらして嬉しく思った。
新しい方達、以前からの常連さん達と共に創り出す空間。
その日その時しかない、道化教室の始まりだ。
やはり道化教室はライブだと改めて感じた。


今回、印象に残ったワークは
「鏡」(勝手に命名)だ。
「鏡」は、2人1組のペアになり
1人は人、1人は鏡になる。
鏡の役の人は相手の動きを察知して真似をする。
相手の動きを感じること、相手の思いを感じることが必要になる。


普段は言葉でのコミュニケーションに頼っているけれど
人は常に、表情、声色、動作その全てで雄弁に自分自身を表現している
言葉だけでなくそれら全てで相手を感じ、
相手を理解しようとすることを
今後の日常生活で意識しようと思った。



「コメディと向き合うことは、自身の生活と向き合うことにつながり、
自分の価値観との新たな出会い直しになる」
塚原さんのお言葉だ。
これからの道化教室で、一体どんな自分と出会えるのか楽しみで仕方ない。

道化教室は「人生を楽しく生きるヒント」をたくさん学べる教室だと
改めて思う。


この「道化教室のあゆみ」を読んでるあなた
共に学びの冒険に出かけましょう!!

(藤原)




道化教室 紙芝居発表会

日 時 : 2017年2月26日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
日差しの中に少し春を訪れを感じる2月26日
”紙芝居の総まとめ”ということで教室が今年も始まりました。
参加者は少な目でしたが、自分としては
今回が一番「紙芝居」というものが
スッと内側に入ってくるような気持がしました。
紙芝居の”抜き”を何名かが前に出て実践し、
塚原さんの指導がありましたが、それを見ても理解が深まります。
やっぱり実演体験後のお話は、
すべて腑に落ちるようで、理解がより深まりました。


一番印象に残ったのは、
つかはらさんの紙芝居実演でした。

”のばら”
という作品です。
平和のお話なのですが、
争いのシーンや、言葉は一切なく、
国が違う、年老いた兵士と若い兵士の、
二人の関わりを描いた紙芝居でした。


戦争が起こると、
こんなふうに、本当に大切なあたたかい関係性が
奪われていくのだということを
心の底まで届けてくれるようなお話と語りでした。


戦後日本が占領下におかれていたころ、
GHQは紙芝居を取り締まっていたことを初めて知りました。
それほどまでに、人の心に入っていく文化。


そんな文化を学んだのだなぁと・・・
伝えたいこと、
楽しい思い、
ワクワクする気持ち
そんなこともきっと紙芝居を通して、
聞いてくださる皆さんと共有できるのだと思います。


”誰も完璧な芝居を求めてませんよ。
もしそんな機会があったら、
出会いのチャンスを逃さずに、
ぜひ演じてみてください。
自分の恥ずかしさやためらいをとっぱらって。”


”脚本、監督、演出、実演、
すべて自分でできる、こんな面白いものなんて、
そうありませんよ。”

と、最後につかはらさんがおっしゃいました。



また、機会をつくりたいと思います。
せっかく紙芝居と出会ったのだから、
またぜひチャレンジしてみましょう!

(土井)





道化教室 紙芝居発表会

日 時 : 2016年12月4日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
さていよいよ一年間学んできた紙芝居の発表会がやってきました。
前日からの予行演習も、ドキドキワクワク。
夕方から塚原さんのご指導も入り、みんなの表情は真剣そのものです。

いよいよ本番。
午前の部はさすがにはやいので、来られる方もチラホラでしたが、
それでも教室の方や、子供たちも何名か来てくださいました。
また午後は患者様も来られて、用意していた座席はほぼ埋まりました。

   

今回一番印象に残ったことは、皆さんの表情です。
塚原さんの指導のもと練習を重ねる度に、
皆さんどんどんと腕を上げられていきました。
そして本番は、それぞれの持ち味を発揮されて、
本当に、すばらしいものでした。

  



会が終わって参加者が円になって、振り返りをしました。
「本当に楽しかった」
「やり切った心地よさがある」
「やればやるほど面白い」
「やればできる」など・・・
また「何事も、すべて自分が出るんだと思う」とおっしゃった方は、
「喜怒哀楽を豊かに表現するよい訓練になる」と言われました。
大人になると、いつしか喜びや哀しみを心の中に
おさめようとしてしまうのかもしれません。
しかしその心をひとつひとつ紐解いていくと、
湧き上がるような感情が誰の心の中にもあるのではないでしょうか。
そんなものを豊かに表現することが、もしかしたら、毎日を
生き生き過ごすコツなのかもしれないと思いました。

本当に貴重な体験をさせていただいた。
塚原師匠、そしてこのような機会を与えて下さる院長、
そして共に学べる仲間に心から感謝します(土井)




道化教室

日 時 : 2016年9月4日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
台風が接近中との予報の中、
今回も20名を超える方が参加されました。

始めは今までの復習です。
まずは拍子木のたたき方から。
これ、なかなか難しいのです。
でも大事なスタートの合図。
皆さん発表会も近づいてきたので今までより真剣です。

紙芝居を演じることは「声」と「間」と「抜き」
「声」とは・・・、「間」とは・・・
少しずつ2回分の記憶をたどりながら復習しました。


そして今回の3回目ケアの現場に活かす紙芝居。
高齢者向けの紙芝居の種類の多さに驚きました。
”金色夜叉””みいちゃんの夏”
話を進めていきながら、
聞いている方達お一人お一人の記憶に触れていく。
”回想法”は認知症のケアにも有効だと言われているそうです。


   



その後は数名の方が持ってきた紙芝居を実演しました。
お一人お一人への塚原さんからのアドバイスを聞いているだけでとても勉強になりました。


   



さあ、いよいよ12月は発表会です。
どんな作品を選ぶか。どう発表するか。
みなさんワクワクドキドキ。

ご都合のつく方は、我々の初舞台、ぜひ観に来てくださいませ!
またこのホームページにてご案内させていただきます(土井)






課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2016年8月2日(火) PM4時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園
       

今年も道化教室では、
邑久光明園の夏祭りに参加しました。
暑い暑い太陽が照り付ける中、
それでも13名の方々が集まり、
お祭りを盛り上げてくださいました。



  



  


  



  



光明園の夏祭りに来て11年。
毎年大勢の方と、いっぱい笑って汗を流して・・・
最後は、苦しみや悲しみが昇華していくような
美しい花火・・・


本当に暑い中を、皆さんありがとうございました。






道化教室

日 時 : 2016年6月5日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
今日もどんな新しい扉がひらくのだろう…
とワクワクしながらバッチホールへ。
今回も老若男女問わず、
たくさんの方が参加されていました。
塚原さんがおっしゃられるように
「今、紙芝居がアツイ‼︎」と実感。

  


第二回目の「紙芝居のたのしみ方・演じ方講座」のテーマは
「こどもの心をつかむ紙芝居」でした。
作品の選び方、こどもに楽しんでもらう工夫、下読み、
声、間、抜き方、舞台や幕紙など前回の復習も含め
今回も盛りだくさんでした。


   



そして、勝手に、ものすごく楽しみにしてたんですが、
今回も数作品、塚原さんが紙芝居を演じてくださいました‼︎
塚原さんが演じると、紙芝居の可能性が無限大に広がっていきます。
紙芝居は演者次第なんだと強く感じました。


「人間対人間のふれあいが紙芝居の原点」
塚原さんの紙芝居の師である右手和子さんのお言葉だそうです。
塚原さんが教えてくださる紙芝居は、
演者からの一方通行のものではなく、
観客の反応を受け止め、また自分も反応を返すという、
まさに演者と観客のふれあいを感じるものです。


次回の道化教室まで、今日習ったことを意識しつつ、
子供たちと紙芝居コミュニケーション
(私の人生の師である塚原さんのお言葉です)を楽しもうと思います(藤原)





道化教室

日 時 : 2016年2月21日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
いつも始まる前に行う、ミッキーマウスの柔軟体操も
今回はありません。いすに座ってみっちり3時間。
最後までもつだろうかと思いつつ・・・なんのことはない。
みなさん真剣に聞いたり、笑ったり、時にはメモをとったり・・・
やっぱり興味のあることって、言葉が自然に入って来ます。

   
  

そして、心から紙芝居の良さを知っている塚原さんの言葉だから、奥が深くて、面白い。

時々手遊び歌が入ります。
おに―のパンツはイイパンツー
5年はいても破れないつよいぞー
10年履いても・・・
会場は大笑い、よいリフレッシュ。


塚原さんが演じる紙芝居も、種類の違うものを3種類みせていただいて、得した気分でした。


   


紙芝居はやっぱり芝居。
一人で演出家になり、主演そして助演も。
そう考えると、舞台のことから幕、紙の引き抜き方、声の色、間・・・
一つの映画をつくるように、すべてを考えて表現する。
ますます、興味が膨らんできました。(土井)




道化教室

日 時 : 2015年12月6日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
12月とはいえ、寒さも和らいで過ごしやすいお天気。今年最後の教室も無事に終わりました。多忙な時期とあり、少し参加者は少な目。そのせいか、初めは皆さん緊張気味でした。しかし体を動かし笑顔が増える度に、教室の空気も和らいでいきました。


最初は道化のお勉強、なんだかむずかしそうに、頭を抱えていらっしゃるみなさん。
何を考えていると思います?

   


こたえは・・・おやじギャグです。ほんまかいなと思いますが、
ほんまです。
みなさんのこの真面目に考えている姿こそ、
コメディのようでした。


そしていろいろなワーク。
グラスを手で持っているように、皆で挨拶を交わしたり、
円になって動きながらハイタッチをしたり。
それからもピンポンゲームや、ボール、コメディを演じたりいろいろです。
私が今回心に残ったのは、最初に感じた印象とは違う、皆さんの表情や動作です。

   
 

おしとやかな感じの方が楽しそうに、スカーフを思いっきり相手に投げつけていたり、いつもはきっと、いろいろな支持を皆さんにしている側の方が、「ピンポーン」と言いながら、ペアの人と真面目に手を合わせていたり。
そんな姿が広がって、教室中大笑い。
子どもが真面目に遊ぶように、大人も遊ぶ空間。年齢も性別も関係なく本来の自分を発見する時間。
やっぱり、道化教室はおもしろい!と思いました。


さて、来年はどんな年になるのでしょう。
道化教室の新たな試みです。
名付けて”紙芝居YEAR2016”
4回を通じて日本の伝統文化の紙芝居に親しみます。
来年の今頃は、みなさんの発表会。どんな物語が登場するのか楽しみ。
ぜひまた来年も笑っていきましょう!
(土井)




道化教室

日 時 : 2015年9月6日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
今回、約6年ぶりに岡山に帰ってきて、久しぶりに教室に参加する
ことができた。嬉しくて、楽しくて、仕方なかった。相変わらず、盛
りだくさんの内容で、塚原さんは、よくこんな、馬鹿馬鹿しくて、楽し
くて、奥深いメニューを考えつくなぁと改めて感心した。

  


今回の教室で特に印象深かったのが「ウィンク殺人事件」と「皿
回し」だ。

「ウィンク殺人事件」は、初めてのメニューだった。ウィンクに毒が
あるという設定で、鬼にウィンクされた人は、3秒後に呻き声をあ
げながら倒れなければいけないのだ。誰が鬼かを知るのは、塚原
さんと鬼本人だけで、他の人は鬼が誰かをあてる、鬼は気づかれ
ないように 、なるべく多くの人を倒すというゲームだ。突然、呻き
声をあげながら、迫真の大根演技で人が倒れていくから、可笑しく
て可笑しくて、お腹を抱えて笑った。ウィンクされるかもしれないか
ら、すれ違う人の顔を見ながら歩いてたが、皆さん、にこやかな、
ワクワクしている素敵な表情だった。自分も含めて、街行く人々が
皆、こんな表情で日々を過ごせたら、幸せだなぁと感じた。


「皿回し」は、今まで何度も行ったことがあるが、今回、改めて気づ
きを頂いた。皿回しは、皿回しの道具を持った時、すぐに皿回しを
始めるけども、皿と棒、それぞれとも遊びましょうということで、各々
と遊んだ。物との関わり方次第で、物の可能性を引き出すことがで
きるんだと感じた。

人も同じかもしれないと思った。いつの間にか、この人はこういう
人と勝手な固定観念に囚われて、その人との関わり合いの可能
性を狭めてしまっているのかもしれない。
目の前にいる「今の相手」を、自分の全部を使って、感じることが
大切だと思った。

今回、6年ぶりくらいに教室に参加して、会いたい人達にたくさん
会えた。道化教室は、ブランクがあっても、参加したいと望めば、い
つでも受け入れてくれる。有難いことだと思う。

私にとって、道化教室は、自分を解放できる場所、生きていくヒン
トをもらえる場所、憧れをもらえる場所、身体と心を繋げる場所、そ
して、会いたい人達に会える場所だと改めて感じた。道化教室も
今年で13年になるらしい。続けるということは、容易なことではな
いと思う。改めて、何の師かよう分からんけど(多分、人生の師)私
たちの師の塚原さん、おそらくとっても偉い先生なんだろうけど、ち
っとも偉そうにしない土井先生、「しっかり」と「ずっこけ」の配分が
絶妙なバランスの世話人の裕子さん、そして、参加して教室を支
えてきた一味も二味もある全ての方々に、心から感謝する (藤原)





映画「かすかな光へ」上映会
+ 感想交流会

日 時 : 2015年9月5日(日) PM1時半~5時
場 所 : パッチ・アダムスホール
 
道化教室主催で、二回目の「かすかな光へ」の上映会を開催しま
した。映画を聞きに来てくださった方、そして実行委員の感想を以
下に掲載します。
  

  


<映画をご覧なった方からの感想>

*この映画を拝見したのは2度目ですが、初回に拝見した時より
少しは理解が進みました。人間を大切にすること、
違いがあって当然なことなどを、今日の上映から学びました。



*「違いを受け入れる」、「可能性を信じる」、良い言葉だと思いました。


*大切なことは何か、心にびんびん響いてきました。
参加させていただいて、本当によかったです。
ありがとうございました。


*学び、生きる、ことの意味を深く、改めて考えることが
できました。共に学ぶこととは、学ぶ環境を造り与えること.。この意
味を理解できました。生きることの素晴らしさを夢見て
生活することへの生きがいを、私も実践してゆきたいと思います。


*目からうろこの所がたくさん有り、共感できました。
娘たち3人が今子育て真っ只中。よいきっかけにして行きます。


*今岡山県では、県知事の意見として学力テストで全国10位以
内にということで、変なプレッシャーが教育界にかかっています。
この映画を是非見せてあげて、本当の教育とは何かを考えて
ほしいものです。


*何回見ても、新しい発見が・・・


*人間も動物も植物も、自ら変化し成長していく。
自然との関わりの大切さも感じさせていただいた。
人間の関わりの輪の強さについて、再確認しました。



<当日の運営ボランティアからの感想>

★交流会でも本郷子ども図書館の方々もおっしゃっていましたが、

本は「読み聞かせ」
ではなく、
「読み語り」を。

という言葉をこれから私自身もと。

また、「永遠の戦後」という言葉。ふだん戦後○年と使いますが、
「永遠の戦後」という言葉に秘められた大田先生の深い祈りのよう
なことばの重み。
もう一度 平和とは何か?自分のことばで考えてみませんか
というメッセージに胸が熱くなります。

また次回の上映会には 友人と感動を分かちあいたいと思います。
すぐ忘れるため、「かすかな光へ」は、何度も繰り返し観たい映画です。



★大田先生が“いのち”の大切さ、かけがえのなさを感じた原点は
戦争体験にあることを改めて感じました。また、工房集などの様子
から、関わり合いの中で“いのち”は輝くということも伝わってきま
した。
上映会の後のワールドカフェでは、様々な人の感想や想いが聞け
て、より映画の捉え方が深まったと思います。ある方は、
『大田先生の家を訪ねると、“友が来た”と迎えてくれるんです』
と話され、大田先生のその飾らず相手を受け入れる姿勢、
生き方こそ見習いたいと感じました。
またこういう機会を持てたらいいなと思います。



★いまでは納得していますが、「この映画を見るのは6回目」という
友人と、まったく予備知識もない私は「かすかな光へ」をみました。
「教育は教えることより助けること、、、」
「自分が変わらなければ、、、」
とお話しされる画面が心に響き感動しました。
そして、大田尭先生が慈愛にみちた笑顔でお話しされるのを聞い
ていると、息子が幼いころに、私が言ったことが次々と思い出され
苦しくなってきました。
私は間違っていたと、気付きました。
それ以来、なにかにつけて気付くことがあり、そのつど
大田先生の柔和な笑顔と優しい言葉に励まされています。

いつの日か上映の機会があれば、迷わず会場へ足を運ぶでしょう
次回はどんなところに、気付くのか怖いようでもあり楽しみでもあります。

いい機会をいただきありがとうございました。



★大田先生の映画は何度見てもそのたびに新たな感動と問いか
けを頂いて心が震えます。

初めて見ます。と言う方が三人でも五人でもいれば
上映会をしなければ・・・と思います。

もっと多くの方に声をかけなければいけませんね!

 赤とんぼ 見沼の空から 飛んできた?

 老人は・・・と 語る映像 こころ打つ 




★私のかすかな光

大田先生の映画を見たのは、今回で3回目だ。同じ映画を見ても、
その時の自分によって、心に響く場面は異なる。折にふれ、
何回も何回も、繰り返し見たい映画だと思った。
そして、改めて、大田先生も私の人生の師であり、
憧れを抱かせてくださる方だと感じた。

映画、その後の感想交流会を通して、今回、一番印象に残ったの
は、農村の方々とのエピソードだ。大田先生が、青年達の言葉を
文字にした時に、青年は「ちっぽけな自分の言葉を大切にしてもら
った。嬉しかった。」と自分の喜びを表現していた。とても、心を動
かされた。

私がまだ10代の頃、友達の家によく遊びに行ってた。友達のお母
さんに、ご飯をご馳走になりながら、友達との喧嘩のこと、恋の話
など、当時の私達の具体的な生々しい悩みや、今日あった出来事
のような、たわいない話など、色んなことを話した。友達のお母さ
んは、私のちっぽけな、でも真剣な悩みを、いつも誠実に真剣に
聴いてくださった。
私の拙い言葉をじっくり丁寧に聴いてくれ、「知抄が言いたいのは
こういうこと?」と深く掘り下げて、理解しようとしてくれた。大切に
されたと感じ、嬉しかった。多分、農村の青年と同じ喜びだと思う。
友達は、だらしない、特に何ができるわけではない、ありのまんま
の私を必要としてくれた。

誰かに大切にされてるという実感、ありのままの自分の存在を
必要とされること、生きた心地がした。あの頃過ごした時間が、
私の中のベースに確かにあると感じた。

また、友人のお母さんは、私達の具体的な悩みに、上からではな
く、同じ目線にたって、「そうなのね。知抄はそう思うんだね。おば
ちゃんは、こう思うわ。」と冷静であたたかい意見をくださった。今
思えば、友人のお母さんの言葉や関わり合いの中には、大田先
生がおっしゃる、「違うこと、自ら変わること、関わること」の生命の
特徴の要素がたくさん詰まっていたように思う。それらは、美味し
いご飯と一緒に、自然に私の中にスルスルとはいり、花が、見え
ない土の中で根をのばし、
地上で美しい花を咲かせるように、気づかない内に、私の心の奥
底に静かに根付いていて、その時々で花を咲かせていったように
思う。


今回の映画を見て、先生の思想を多くの人に伝えていきたいと思
った。しかし、今の私の言葉の表現力では、大田先生を知らない
人々には、伝えれないと感じている。過去に何度かチャレンジして
みたが、私が「命の特徴は…」と話し出しても、相手の顔にクエッ
ションマークが浮かんでしまう。しかし、自分の具体的な体験を通
して、実感を伴ったことに関しては、私の下手くそな言葉でも、伝
わったという実感を得ることがで きる。
やはり、自分の実感を伴う言葉は、説得力があるようだ。
だから、頂いた言葉や刺激を、日常生活の中で、具体的な体験と
繋げて、自分の実感としていきたい。そして、私の身近な人々に、
おばちゃんのように、実際の言動を通して、さり気なく伝えていき
たいと思った。

また、今回、参加して、身体が食べものを必要とするように、心も
栄養を必要とするんだと感じた。ここ数年で知らない間に身体とは
逆行して、心がガリガリに痩せ細っていたと感じた。私はとても環
境に左右されやすい人間なので、定期的に、師や仲間からの刺
激が必要だと痛感した。

「一隅を照らす」という言葉がある。家庭や職場など自分が置かれ
た場所で精一杯生き、明るく光輝くと、自分の周囲の人も光輝い
て、やがて周囲の人の周囲の人々も光輝いていき、遂には地域も
世界も光輝いていくという意味だそうだ。

私の影響の輪は、とても小さいものだが、その小さい中で、
「一隅を照らす」、そんな生き方をしたいと思った。定期的に師や仲
間からの刺激をもらいながら。それが、今の私が考える「私のかす
かな光」だ。




★大田先生のメッセージは、人と人とが関わり合っていく中で感じ
るすれ違いや社会への不安を大きく優しく包み込んでくれるメッセ
ージでした。

「基本的人権という言葉は、生まれながらにして持つ権利のこと、
そして生まれるのは命なんだから、基本的人権の尊重とは命を尊
重するということなんだ」という言葉が胸に残りました。

子育て中の母親への講演会で、「家族でもDNA配列がぴったり同
じってことはないのだから、自分と性格や考え方が異なることを決
して否定してはならない」とおっしゃっていました。大田先生がおっ
しゃるように家族間でも性格や考え方は異なるのだから、他人同
士ではもっともっと違うことが多々あると思います。みんなが互い
に違っていることを愛し、心のバリアをフラットにして付き合ってい
ければ、もっと生き生きのびのびとした社会が生まれると思いまし
た。



★今回3度目になりますが、「かすかな光へ」を見て、一番心に残ったのは
谷川俊太郎さんの詩の言葉でした。
映画では、この詩で始まり、この詩で終わっています。


この映画のテーマそのものである、詩「かすかな光へ」
大田先生の歩んでこられた人生と一緒になって、
語りかけるテーマが、ほんの少しずつですが、
明らかになる気がしました。


あかんぼは、歯のない口でなめる
やわらかい小さな手でさわる・・・

一つ一つの美しい言葉から、
命そのものの持つ力が伝わってきます。


そしてなぜ、この力に大田先生が目覚められたか。
戦争の体験、セレベス島での漂流生活、

”教育は、人間にとって何ができるか”

この問いを、一生をかけて、問い続けて来られた中で、
”命そのものの力”にたどりつかれた。
そして、その命は、かすかな光を求めて歩む。
赤ん坊も、老人も。


植物も動物も、人間も、命は皆、
”かすかな光”を求めて生きる性質を、持っているのではないでしょうか。
だから皆が、自分の内なるものに従って歩めば、
少しずつ”かすかな光”に近づいていけるかもしれない。

混沌としている社会の今だからこそ、
そんなことを、この度は映画を見て思いました。


この知恵のつまった、深い内容の映画は、
見る度に、一つ一つを明らかにしてくれる気がします。
だからこそ、この映画を見続けていこうと改めて思いました。




   










課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2015年8月6日(木) PM4時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園
       
日差しの強い道化教室のテント前で、.
まずは準備を始めました。




6時くらいになると、
どんどん子供たちが増えてきます。








そんな子ども達や大人に、
汗を流しながら
楽しんで関わっている教室メンバーのみなさん





そして最後は、








光明園の夏祭り参加は
今年で10年目です。
続けてこられたこと、本当に感謝です。
光明園の入所者の方の平均年齢は85歳。
いつまでこのお祭りに参加できるのかと思いますが、
また来年も来たいと思います。
皆さん暑い中、本当にありがとうございました(土井)







道化教室

日 時 : 2015年6月28日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
蒸し暑いなか、今回は道化の知恵を学ぼうと22名の参加者で、教室はスタートしました。

ウォーミングアップのワーク。
緊張がだんだんと和らいできます。





そして最後はみんな笑顔に!
言葉をたくさん交わすよりも、
いっしょに笑うと、より相手を身近に感じられるようになります。


 






道化教室

日 時 : 2015年3月8日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
3月8日は寒さも落ち着いて、太陽も顔をのぞかせました。
今年最初の教室は、少し人数は少なめでスタート。行事が多い3月は、いつも少な目です。今回は新しく3名の方が参加してくださいました。


最初は緊張した雰囲気でしたが、徐々にほぐれていきました。雪合戦をイメージして遊んだ時には、すっかり笑顔で皆さん本当に雪っで遊んでいるように、楽しんでいらっしゃいました。


今回印象に残ったことは、”表現”ということです。表現力を磨いていくというのは、何も俳優さんだけがやることではないと思いました。私たちの生活は、表現の連続です。つまり、表現の可能性を広げることは、生活をより楽しく、豊かなものにすることにつながっています。窓ふきの演技を、スカーフを使ってしましたが、スカーフ一つあるだけで違います。道具を使うことによって、表現しやすくなる。では私たちの体の一部である、目や口や頬、手や足などという道具を使って、いかに表現するか。そんなことを時々意識しながら、うそではないありのままの自分を表現できたらいいだろうと、また改めて思いました(土井)

 

    







道化教室

日 時 : 2014年12月7日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
今年最後の道化教室は、道化メイクでした。教室でメイクをするのは、なんと9年ぶり。初めは少しクラウンメイクについてお話を聞きました。

基本的なクラウンのタイプは3種類。

①ホワイトフェイス
基本の地塗りは白。いちばん伝統的なスタイル。威張ったり、賢さをアピールするキャラクター

②オグーストフェイス
ピンクや赤みがかかった肌の色。いたずら好きで、ドタバタが特徴。問題のきっかけを作ってしまうキャラクター

③キャラクタークラウン
もっとも人間に近いタイプ。実際の人物をモデルにする場合が多い。


この中で、大まかにどのような顔にするか決めて、とりかかりました。「ちょっと違うなぁ。」「うまくラインがひけない」などと言いながら皆さん真剣な表情で、自分のお顔とにらめっこ。3時間たったら、それぞれ違ったクラウンが誕生していました。


日本では涙を描くピエロがよく見られますが、これは日本だけだそうです。‟顔で笑って心で泣いて…”ではなく、‟顔で笑って、心でもっと笑う…”
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。この方が道化的ですよね。


さあ、今年をしめくくるクラウンの登場です!

 

 







道化教室

日 時 : 2014年9月7日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
  夏の日差しの中に、秋の風を感じるような良く晴れた日曜日でした。ミッキーマウスのマーチにのって、準備体操が始まります。初めて参加の方は、何が始まるのだろうという面持ち。いつものウォームアップのワークから始まって、今回は多くの道具を使って、真面目に遊びました。
  スカーフ、輪投げ、皿回し、風船・・・今回印象に残ったのは、スカーフを使ったワークでした。ペアと一緒にリズムにのって、スカーフを渡し合います。ふわりと動くので、なかなか思い通りにいきません。そこで、塚原さんからコメントがありました。
「普段の生活の中で、自分のミスも相手のミスもなかなか許すって難しいと思いませんか?でもユーモアって、許すことからスタートしますよね。」自分の許容範囲を大きくすることで、笑顔は生まれやすくなるでしょう。その小さなトレーニングです。予想もしないようなワークをたくさんして、普段使わない頭と筋肉を動かし、リフレッシュしたり刺激をもらったりして、秋の教室も無事終了しました

 ”人生は予想外の出来事の連続。だから予想外を味方につけると、人生は楽しくなる”

予想外を味方につけるしなやかさを、日々の生活の中でも意識していきたいものだと、また改めて思いました(土井)

   







道化教室

日 時 : 2014年5月18日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
初夏の陽気の中、今年2回目の教室が
行われました。今回は少人数でのスタートで、
緊張した雰囲気で始まりました。
いつものウォーミングアップ、
そしてその後の様々なワーク。
今回は随分前にやった、
布を使っての手品も経験しました。


参加者のみなさんの感じるところは様々です。
人から良くご相談を受けるご婦人は、
一人一人の思いを受け取り過ぎて、
自分の中の疲労感が増す状況だったと言います。
しかし”すべてを100%で受け止めていたら、
身がもたない。ゆとりの部分をもって、
人と関わりましょう」という塚原さんの言葉に
共感されたようでした。

またある方は、自分のご家族が
本当に柔らかな表情でワークをされていることに、
新鮮さを感じられたようです。

同じ参加者とのふとした心の交流も、
教室ではよく見られます。みなそれぞれ
いろいろな課題をもって、または背負って
生きていらっしゃる。心のどこかで
共感する方との出会いも、また
明日からの力となります。



“何かを教えられている”、
という感じではないこの教室。
でも、“今”の自分に気づかされ、
そこからより豊かになるように、
日々を少しずつ変えていこうかなと
思えたりするのです。
教えられるのではなく、
自分の中にある
“心の声”のスイッチを押されるような教室。
世知辛い世の中で、こんな不思議な教室が、
よく10年以上も続いているものだと思います(土井)





道化教室

日 時 : 2014年2月16日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       
2014年の教室が、心新たに始まりました。今回も20名ほどの参加者とともに、楽しい時間を過ごしました。 初めての方も来られて、始めは緊張感の中でスタートしましたが、ウォーミングアップのワークを通じてその緊張もほぐれ、笑顔も増えてきました。


今回はチーフを使っていろいろなワークをしました。グループをつくり、リズムや歌に合わせて、それを渡していきます。そのスピードを速くしたり、反対周りにしたり・・・。みんな真剣な表情で、終わった後は笑顔いっぱい。言葉は一つも交わしていないのに、一緒に“真面目に”遊ぶことで、互いの中がぐっと縮まります。普段使っていない頭や体の筋肉を働かせて、感覚でコミュニケーションをしているのでしょう。


終わってみたら頭も体もすっきり。“笑う”という言葉の語源は、  「祓う」から来ていると聞いたことがあります。興味のあるあなたも、一緒に笑うことで、心の垢をおとしてみませんか?(土井)


     






道化教室

日 時 : 2013年12月8日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
       

 12月8日、新旧あわせて20名の方が集まり、今年最後の教室も楽しく終わりました。今回の教室報告は、一人の方のインタビューの言葉をあげてみます。
 学生の彼は、1年ほど前に教室に来られました。日曜日の行動の選択肢は、きっとたくさんあると思いますが、その中で休まず参加されます。そんな彼に聞いてみたくなりました。以下がインタビューの内容です。



☆道化教室に参加し始めたきっかけは何ですか?


きっかけは高校2年生のときの担任の先生の紹介です。
英語の教科書にパッチ・アダムスが出ていたのと、僕の当時有り余っていた時間とパワーを何かいいことにいかせたらと思った先生につれていってもらったのが始まりです。

今ではもうすっかり常連になれたのかな?と思ってます(笑)

毎回新たな出会いとさまざまなテーマの教室で、新鮮な気持ちで旭東病院に足をはこんでいます。
田舎から町に出てきて、個人の関わりが少ないなと思っていた中この教室を紹介してもらって、とてもよかったと思います。

   

 
☆教室に参加してどう思いますか?


教室に来て変わったことはコミュニケーション能力が伸びたこと、言い方を変えると自分らしい人との関わり方を見つけられたかなと思います。

さまざまな年代の人と接することができ、いろんな話が聞けることが教室の大きなメリットだと思います。

塚原さんにもいつもアドバイスや面白い話をしていただいて、教室の度にちょっとずつ、人として成長できてるのかなと感じてます。




☆将来に向けて、何か思いはありますか?


将来にむけてですが、僕はまだまだどんな職業につくかわかりませんがここで学んだことや、楽しい思い出を将来どんなことにも生かせて楽しく、周りをまきこんで笑顔にできるように、これからも教室に参加させていただこうと思っています。

前にも言ったかもしれませんが、笑顔は世界共通の文化だと思っているので、国をこえて、みんなが笑顔になれたらと考えています。まずは身近なところから、誰かを笑顔にしようとしなくても自然と笑っていられる環境を作っていけるようになりたいです。

塚原さんのお手伝いみたいなこともしてみたいなーとかも思ってます(笑)






以上です。快く応えてくれて、ありがとうございました。
また来年も、様々な方と関わりながら、笑顔の種が広がればと思います。どうぞよろしくお願いします(土井)




課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2013年8月1日(木) PM3時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園







今回はいつもより早めに集合し、配布用バルーンを作りました。思った以上にたくさんの方が集まってくださり、自己紹介や参加理由など共有しながら、バルーンをどんどん作って行きました。







バルーンづくりの名手である齊藤さんが教えてくれて、バルーン教室を開催した甲斐あって、今回の参加者も多く、そしてみなが積極的にバルーンづくりに参加してくださいました。







役割分担もばっちり、お皿回しも来られた方と自然に関わりながら、楽しく過ごしてくださいました。
お仕事帰りに、「これから行ってもいいですかぁ?」と福井から来てくださった方もいました。





今年の暑さは格別でした。でも皆がこうして集まってくる・・・不思議だなぁ・・・・なぜだろう?と思ったけれど、きっと皆、笑顔で人と関わることの楽しさを、よーくわかってるからだと思います。
今年も本当に暑くて、楽しい夏祭りでした(土井)




道化教室

日 時 : 2013年6月23日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「古典ギャグの体験」
 
曇り空の中、今回も道化の知恵を学ぼうと12名の参加者で、教室はスタートしました。今回のテーマは「古典ギャグの体験」まずはじめに、古典的なコメディを映像で見ながら、笑いの仕組み、面白さの法則を知ります。そしてその後は、身体を動かすワークがスタートします。前半は、いつもの緊張をほぐすワーク、今回はチーフを使って遊ぶワークをしました。チーフをジャグリングのように投げて受け取ったり、またグループになってリズムに合わせてパスをしたり。思いっきり遊んで大笑いすることで、身体の中心にある凝りがほぐれた感じがしました。


   



後半はいよいよ古典ギャグの実演。パートナーと練習をして演じます。

    


「人前でコメディを演じるなんて…」しかしそんな危機を必死で乗り越えようとする人間の姿は、とても滑稽です。またチャップリンの言葉を思い出しました。

“人生はショートカットで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ”

以前から何度かこのコメディ実演を教室で行ってきましたが、自分が年を重ねるごとにその危機の受け止め方、乗り越え方が違っているように思います。

道化の勉強は、面白い!(土井)






道化教室

日 時 : 2013年3月10日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
今年最初の教室は、19名の参加者でスタート。今回も顔なじみの方、また新しい方も来てくださり、19名の参加者でスタートしました。やはり最初は緊張ムード。いつものウォーミングアップで始まり少しずつ固まった身体も心も緩んできました。


今回印象に残ったのは、”息遣い”ということでした。緊張して固まっていると、呼吸も小さくなります。逆に、深呼吸はリラックスする時。これは相手にも言えるという事でした。相手の息遣いが聞こえると、こちらもリラックスしてきます。人間関係が希薄になった昨今、相手の息遣いを聞く機会も少なくなったように思います。また緊張感がある関係であると、お互いに、息遣いを相手に聞かれないようにしようという思いが、無意識に働いているようです。ワークの中で相手の息遣いを感じながら身体を動かしていると、自然に心も体もリラックスしていきました。


息を吐くということは、自分の中の小さな開放。その開放をそばにいる人が感じるだけで、人間らしさを感じ、関係も開かれるのだという事を学び、とても興味深く思いました(土井)

      




道化教室

日 時 : 2012年12月16日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
今年最後の教室は、20名の参加者でスタート。今回は新しい方も多く、京都からの参加者もいらっしゃいました。始めは少し緊張ムード。しかし、アイスブレイクの様々なワークをしているうちに、場もなごみ、皆さんの笑顔も多くなってきました。


ワークの一つに、右手を高く上げて、まるでグラスを持っているかのように、参加者全員と乾杯をしていくというものがありました。その中で、自分に合う人、少し距離間のある人を感じてみるのです。そのワークの後、塚原さんが言われたことが、印象に残りました。「皆さんも日常生活の中で、”なんでこの人とは合わないんだ”とか、”わかってくれない”などと思うでしょう。でもそれは道化的な発想ではありません。」そして、「合ったらラッキーなんです。合わないことが当たり前なんです」なるほどなと思います。第一印象だけで判断し、距離をおいてしまったりしがちですが、”合わなくて当たり前、合えばラッキー”なんだと思うと、もっと気楽に人と接することができるよのではないでしょうか。


また最後は一枚の画用紙に、グループ5,6人がクレヨンで色を塗っていくというワークをやりました。皆がそれぞれ好きな色をもち、一斉に一枚の画用紙に色を塗っていく。最初の緊張もほどけて、皆さんが楽しもうというムードになったからか、どのグループも色が混ざり合い、ぐちゃぐちゃでした(笑)

塚原さんは大学でもこのワークを行うのですが、今の学生さん達の傾向はこれとは全く違うようです。
それぞれが自分のスペースを守り、きちんと塗る。しかし、他と接するところは、空間ができている。「めんどくさいことをさけ、自分のところは完ぺきにこなそうとする」、最近の学生さん達を顕著に表わしていると言われました。とても興味深かったです。



教室後も場所を変え、喫茶あかいはなで望年会をし、恒例の来年の抱負を感じ一文字で話し合い、今年も楽しい教室が無事終了しました。
今年は教室にとっては10年の節目という年でした。充実した節目だったと思います。また新たな10年が始まります。これからもどうぞよろしくお願いします。

    

土井裕子
      





映画「かすかな光へ」上映会&記念講演


日 時 : 2012年9月9日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
 
上映会当日は、旭東病院のパッチ・アダムスホールはほぼ満席となりました。まず、特別な方からメッセージが届いているという司会のアナウンスで、大田堯先生からのビデオメッセージが上映されました。「生命のきずな再生という壮大な夢は、カマキリが大きな車に挑んでいくようなもの。ちょっとやそっとじゃ叶う夢じゃない。この映画を通じて、そんなかすかな光を求める仲間たちが少しでも広がってくだされば、そのきっかけになればと願います」とのメッセージをいただきました。最後はあかいはなをお鼻につけてくださっていました!


そして映画「かすかな光へ」の上映会がありました。ハンディキャップの方たちの作業所を運営していらっしゃる方は、違いがあっていいのではなく、違うんだということに、とても共感していらっしゃいました。また教育関係者の方は「不安や悩みなどでモヤモヤとしていた心が、映画を見て晴れました」とおっしゃられていました。その後は、道化教室の土井代表から「生命のきずな」をテーマに講演がありました。きずな喪失の今の現状、だからこそきずなが大切ということ、また人と関わり絆を深めることが、脳にもよい影響を及ぼすこと、最後はユーモアをもってこそ丸のお話をされました。


その後の感想交流会では、「日本の教育の良心を守られた、心に秘められた信念の強さに感動した」と、また「時に大きな一歩を踏み出そうとして挫折感を味わうけれど、“かすかな”一歩が大事なんだと思った」と道化教室卒業生の、教育現場で挑戦し続ける若い先生が言われていました。それぞれの場所で夢を分かち合える仲間がいるということを思うと、日々色々なことがあるけれど、前に進んでいけると実感した時間でした。道化教室10年の節目に、本当によい記念になる出来事になりました。これも、“自然の摂理に沿うた生命と生命のきずな再生への夢”という、揺るがない軸があるからこそ、人々が集まり、学び、思いを分かち合えることができたのだと思います。ご来場くださった方々をはじめ、関わってくださったすべての皆さまに心から感謝申し上げます。
これからもおかやまあかいはな道化教室は、“笑顔・ユーモア”というところから、かすかな光に向かってまた進んでいきたいと思います(土井)

    
 





課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2012年8月2日(木) PM4時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園





西日の強い道化教室のテント前
立っているだけで、汗が流れてくる
それでも多くの子ども達が、
皿回しとバルーンを求めて・・・







今年は光明園が、福島県の親子も招いての企画。
子ども達のキラキラした真剣な瞳が印象的だった。







そんな子ども達や大人に、
汗を流しながら
楽しんで関わっている教室メンバーのみなさん





みんなの顔もすてきでした☆


そして最後は、





昨年東日本大震災の被災者の方たちに
配慮して中止された打ち上げ花火大会が復活
お祭りに来られたみなさんの
笑顔と歓声が広がりました。


さまざまな出会いで、関わりで、
笑顔が生まれる光明園の夏祭り
皆さん暑い中、本当にありがとうございました(土井)







道化教室

日 時 : 2012年6月24日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
今回は、教室参加者の感想を掲載いたします=


*言葉だけではなくて、それ以外のところで伝わること、伝えることがたくさんあると思った。

*ここは失敗が評価される場所。自分が自分でいられる。
笑いは人と人とのつながりがもっともっと豊かになる。自分の周りから笑顔にすることが私の夢です。

*(教室に参加して)自分のことが好きになって、色々な方と出会えて楽しんでできるようになった。


*ニックネームで呼び合う関係、新鮮だった。身体を動かし、言葉以外のコミュニケーションが楽しかった。

*仕事からのストレスが発散できた。これで頑張れるかな!

*(人前にでるお仕事の方が)間の取り方や、強調するところなど、つかはらさんのトークを学んだ。


*今日一番うれしかったことは、お皿が回せたこと!


   

      




道化教室

日 時 : 2012年3月4日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
今回は、教室参加者の感想を掲載いたします=


<関わり>

*いろいろな人と接して、元気になった。
*来た時よりも元気になる。不思議なものだ。
*単純に、楽しい。でもこのシンプルな“楽しい”ということが大事だと思った。これからも、自分が楽しみ、そしてそれを周りにも伝えて行きたい
*思った以上に楽しかった。
*高校に進学し岡山にやってきたが、こちらから声をかけても返してくれない大人も多い。でもここは(教室は)元気な大人がいっぱいで、安心した。



<柔軟性・逆転の発想>

*普段の生活では、頭が凝り固まっていたのだなあと感じた。
*ちょっとした日常の中に、コメディを忘れていた。
*とんがっていたことが、これからは笑いになるということがわかった。
*トラブルがあったとしても、自分自身もそして他人も含めて楽しもうとおもった。
*“困難なことがコメディになる・・・” 私にはまだ難しい。だから学んでいきたい。



<気付き>

*今日の中の、”思いやりを積み重ねる”という言葉が一番心に響いた。
*”相手をよく見る”ということを、改めて意識しようと思った。
*自分の仕事に活かしていけると思った。



<自分を表現する楽しさ>

*改めて、体を動かすことの大切さを感じた。コメディの配役で、今日は自分の本来のキャラクターとは違う、親分役に挑戦した。ここ(教室)では、違った自分を演じられるのが楽しい。
*のびのび、すっきりした。
*道化教室でそうであるように、あるがままでいたい。そしてなおかつお互いのあるがままを認め合いたい。






      




道化教室

日 時 : 2011年12月25日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
  2011年最後の教室は、クリスマスの日。さすがに年の瀬なので参加者は少なめでしたが、一方で年の瀬だから参加できるという方もいて、約15名の方でスタートしました。

  コミュニケーションワーク、パントマイム、コメディ創作など今回も色々なことにチャレンジしながら、普段使っていない頭や心や体を動かしました。

  笛を口にくわえて、ペアを組んで行う表現ワーク。言葉を通じで会話する日常の中で、笛をくわえているので、言語は通用しません。身体表現と声色だけです。それでも見ている方もよくわかります 。普段は言葉に頼っているけれど、実際コミュニケーションは身体や顔の表情などが大きな要素を占めるのだということに気づかされます。

  真面目に遊んだ後は、心も体もリラックス&リフレッシュ。道化教室でみんなに会うと、また新たな力が湧いてくる気がします。きっと、一生懸命遊んで笑って、余計なものを払い落し、本来の自分に戻るからかもしれません。
今年も皆さん、本当にありがとうございました。
また来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。(土井)



      




道化教室

日 時 : 2011年9月19日(月) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
今回は、お二人の方より感想をいただきましたので、掲載いたします。


● ● ●     ● ● ●     ● ● ●    ● ● ●   ● ● ●
 
あかいはな道化教室との出逢いは、 生と死を考える会の会員さんからのご紹介。(落ち込みやすく、人の目を気にしすぎる私のことを心配されて)


新しい方との出逢い。人付き合いの苦手な私が、それ~は、わくわく、ドキドキする時間。
また、お腹を抱えて涙がでるほど笑い転げ、解放された自分と出合う時間。

一番好きなプログラムは準備体操。ワンテンポ以上の遅れは毎回のこと。そして、東北支援のスライドからクリニ・クラウンの活動に東北の大震災への気持ちを新たにします。パッチ・アダムスホール全体に 笑顔の花が咲き、毎回あたたかさに包まれ、やさしさを取り戻す、あっという間の3時間。


自他ともに認めるぶきっちょな、食べて寝ることが趣味の私が教室に参加でき、からだを動かしているなんて、とっても不思議なことです。ほんとに不思議だなぁ~(からだを動かことでリラックスでき心地よい時間になります。)

塚原さんのお話の中には「生きることが楽になり、愉しくなるヒント」が満ちています。また、お世話してくださる裕子さんの熱い想いが伝わるこの教室は、笑顔とユーモアと継続することの大切さを実感できる感動の場。参加を楽しみにしている1ファンより、愛を込めてお礼申し上げます。



● ● ●     ● ● ●     ● ● ●    ● ● ●    ● ● ●

1年ぶりに道化教室に参加しました。遅刻魔なので、今日こそは早めに出発しようと11時半に家を出ました。岡山旭東病院までは、道が混んでいても我が家から一時間はかからないはずが・・・到着したら、1時10分。いつもと違う道を通ったら、迷子になってしまいました。

ちょっと緊張気味に、中の様子をうかがいながらドアを開けると・・・道化教室は1年前と変わらず、久しぶりにお会いする皆さん、初めてお会いする皆さんの姿が。うれしいな、この場所に歓迎されているとわくわくしました。

塚原さんから被災地・大船渡の病院での活動が紹介された中で、「人は生きるために笑う」という言葉がありました。それは、これまでわたしが漠然と感じてきたけれど、言葉でどう表現したらよいかわからなかったことでした。それだけに、この言葉は強くわたしの心に残り、これからもわたしを支えてくれる言葉になるだろうと思いました。

みんなとハイタッチをすること、乾杯をすること、ピンポンゲームをすること。新聞を使ったコメディーに挑戦すること。3時間の間、道化教室でいろんな遊びを体験する中で、「笑う」が持つ力を自分の心と体を通して感じることができました。


30年前。わたしは不器用が服を着て歩いているような少女でした。おじぎをすればランドセルの中身が全部出てしまい、そろばんを習えば、ご破算ができずに泣き出してしまう。大人になるとさらに進化し、寝ぼけて洗顔用の石鹸で歯を磨き、扇風機のコードにひっかかって転んで流血。翻訳事務所の面接でアイスコーヒーをこぼし、英会話教室のクリスマス会で、子どもたちより早くシュークリームを破裂させて顔中クリームだらけになるのもわたし。学童保育の仕事をしていたころは、夏休みのカレーの日にご飯を炊き忘れてしまったこともありました。


でも不器用は才能で、失敗が財産なら、わたしは天才的だし、すごく豊かな人生を送っているじゃない!と考えるようになったのは、ただただ道化教室のおかげなのです。アイスコーヒーをこぼした面接は、直後に大爆笑となり、面接して下さった方もわたしもとてもリラックスすることができました。英会話教室には笑い声が響いているし、学童保育のカレーのご飯は・・・しっかりものの小学校4年生君が、わたしの代わりにお米を研いで、炊飯器のスイッチを入れておいてくれたのです。「どうせ忘れてるだろうと思ったから」と。


ついつい、カッコイイ人をめざしてしまいますが・・・これはこれでいいのだわ。
感想になっていないかもしれないですが、これで道化教室の感想文を終わります。^^








課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2011年8月4日(木) PM4時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園





今年も、道化教室のテント前には、
たくさんの人だかりが・・・






汗をかきながら、みんな真剣です・・・





そして最後は・・・

トトロになった光明園の園長先生も一緒に。




皆さんがこうして集まって、
一緒に汗を流して楽しんでいらっしゃる姿に感動しました。


光明園のお祭りは、
自然に人との関わりに感謝させてくれるような、
不思議な場所です。
いつも余計な気持ちを洗い流して
新たな力をくれるような気がします。


今回も皆さん、本当にありがとうございました(土井)








道化教室

日 時 : 2011年6月19日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
今回は20名の参加者が、梅雨空にもかかわらずパッチ・アダムスホールに集まった。新しい方が多かっただけに最初は少々の緊張感がある中でスタートする。しかしいつもの通り教室が始まるにつれ、その空気も徐々に解けていった。
二人がペアになって行う「ピンポンゲーム」 一人が「ピンポーン」といいながら、相手に手のひらを向ける。するとその相手は、 出された手のひらに自分の手のひらを合わせて「ピンポーン!」 終了の合図まで、これをやり続ける。上に下に右に左にと、出される手のひらは自由に動く。結構な運動量。たったの20秒ほどなのに、額が汗ばむほどだ。今度は役割交代。今まで指示をしていた側が、受け手に代わる。20秒、20秒のこんなゲーム終了後、初めてのパートナーとも少し打ち解けて笑顔がこぼれる。
「遊び心があると、相手を感じやすくなる。相手の本質が見えやすくなる。理解が深まる」一緒に机を並べて何年仕事をしていても、気持ちの距離の遠い人がいる。そこに”遊び心”が加わると、瞬時で相手との距離を縮めることができるのだ。いくつになっても"遊び心"って、大事なんだなぁ・・・。新しいワークも加わり、今回も真面目に遊びながら色んなことを発見した。
また後半は紙芝居をした。道化教室では2004年にして以来 のワークショップ。紙芝居の三大要素は、”声と抜きと間”改めてその奥深さを感じる。感動したのは、海外でも紙芝居は”KAMISIBAI”と言われている。日本の誇れる伝統文化だ。最後に塚原さんが、実際に2つのストーリーを読んでくださった。みんな子供のように笑いながらはしゃぎながら聞いた。
”楽しかった。””為になった”紙芝居、感動した”お仕事に活用させていただきたい”など、参加者から色々なコメントをいただいた。
また教室後の茶話会では、4月末から一週間、災害支援要員と して派遣された、兵田直子さんが現地に行った時の報告をしてくれた。塚原さんからも、その後東北地方の病院にクリニクラウンとして出かけて行った時の報告を受けた。現実の写真、被災者の皆さんの現状、生の声…。聞きながら、その被害の大きさを改めて実感した。この出来事を風化させてはいけない、そして長期の支援が必要、そして今を大切に自分の役割を生きることを、改めて実感させてもらった。
今回も内容豊かな充実した時間だった。(土井)








道化教室

日 時 : 2011年3月20日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 

今回の教室は16名の参加。僕は今回は体調不良で見学。外からじっくり見るのは初めての経験でした。
 プログラムはいつものものから新しいもの(シャッターチャンス、ミラーゲームなど)まで10種類以上。その中で、外から見て気付いたことが何点かありました。

①初めての参加者でも溶け込みやすいのが道化教室
 今回も初参加の方がおられました。しかし、どのプログラムも当然初めてで戸惑いもあったと思うのですが、その人をありのままに受け容れる道化教室、そしてメンバーだからこそ、それを感じさせず、普通に馴染んでいました。ここは居心地のいいところだなあと改めて感じました。

②自分の意外な面が発見できるのが道化教室
 プログラムには二人組みでどちらかがリードし、もう一人がそれに応えるものが多くありました。最初は二人の中でリーダーシップがある方がリードする役をされるペアがほとんど。しかし、道化教室の場合、役割を交代して同じプログラムをします。そこでお互いが日頃しない役を演じるのですが、意外とどのペアもいい味が出ていました。むしろ、後からの方がおもしろいくらい。「自分ってこんな役もできるんだ」という新しい自分との出会いがあるのが道化教室。

③人は関わりあうことで温かく、近くなれる
 プログラムの最初と最後で輪を作る場面がありました。最初の輪は大きく隣の人との距離もあり、形もいびつでした。しかし、最後に作った輪はお互いが近く、きれいな輪でした。一緒にプログラムをする中で、お互いの心の距離が近くなっていったからだと思います。しかも言葉ではないコミュニケーションで。いや、言葉でないからこそより近くなれるのかも。教室が進む中で会場の温度が上がっていくのも感じました。

また、今回は東北関東大震災後、初めての道化教室ということもあり、教室終了後、震災に対しての想いをみんなで語り合いました。殆どの方が残って、今感じていることを語り合いました。大きなショックを受けている方、自分に何ができるのか悩んでいる方、話しながら涙ぐまれる方など、いろいろな声が聞けました。これだけの大きな出来事だけに、何か語り合いたい、けどそんな場は日常にはなく、貴重な場だったと強く感じました。
塚原さんの「現地から遠く離れた我々ができることはまずは平静な気持ちで、心の健康を保つことが大切。」という言葉も印象に残りました。自然体でいて、現地の人が発する声に耳を傾けて、何ができるかを考え、行動していくことが大切だなと思いました。
 そして、道化教室らしく、何か応援のメッセージが発信できたら、と個人的には思っています。(中川)






道化教室

日 時 : 2010年12月12日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
道化教室参加者からの感想

★今回、初めての参加ではじめは緊張していましたが、最初の裕子さんの挨拶で一気に緊張がほぐれました。まさに掴みはおっけー!です。
参加型のワークは何度か経験しましたが、今回のように大勢でやるのは初めてで、自分の存在をどのくらいアピールしていけばいいのか戸惑いましたが、講師の塚原さんや参加者のみなさんの、肯定的な雰囲気で自分をどんどん出せた感じです。
塚原さんのコミュニケーション術というか、人対人の間の取り方、距離感は絶妙で気がつくと、スルリとこちらの間合いに入ってきていて、凄く心地よかったです。
整体と言う自分の仕事に『笑い』を取り入れようと考えている時に『ケアリングクラウン』や『クリニクラウン』を知り、しかもこんな身近な岡山で道化教室が開催されているなんて、もっと早く知りたかったです。
次回も必ず参加します!これからもよろしくお願いします!





★言葉を使うことなく、互いを感じながら、数人で歩き回り、合図もなく1人停止しては、動き、順に2人→3人→4人と停止しては動くワーク。
動き回り続けてる人にとっては、人の動きを感じること、止まった人にとっては、自分が「止まってるよ~」と認識してもらうには、このくらい停止してたら大丈夫かなぁ?という、自分意外の立場にたって考えてみるという、私が勝手に名付けた『思いやりと感じる』ワーク。
人の動きを、意外に感じとれるもんだ!(フムフム)、私、なかなか出来る子!と思って満足してましたが、「キョロキョロ回りを見る人は、普段、視覚に頼ってる人かも知れませんね~」という塚原さんの言葉。
が~ん、思いっきり、視覚に頼ってました(汗)
だから、普段、目が疲れるのかなぁ?
満足感で満ち溢れていた私の気持ちは、いつもの、塚原さんのチョコッとコメントで、吹き飛んでしまいました(笑)
でも、自分の癖を改めて気付くことができて、参考になりました。
今回も、楽しく、色んなことに気付いたワークでした。







道化教室

日 時 : 2010年9月5日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
道化教室参加者からの感想

★最初はかなりの緊張感だったが、ワークが進むにつれて和やかな雰囲気になった。


★初めて参加したが、コミュニケーションを中心にしたワークが新鮮だった。40歳の時、アメリカに研修に行き、ワシントンの病院でクラウンと出会った。病棟にクラウン2名が訪れているのを見て、このような文化は日本では難しいだろうと思っていた。しかし実際に、日本にクラウン文化が根付きつつあることを知って驚いた。


★前回は皿回し、今回は風船・・・一つ一つできなかったことができるようになることがうれしい。教室だけではなく、また親睦会のようなものもしたい。

★塚原さんの話を聞いて感じたこと・・・人から不快なことを受けてその後もその事に固執していても 同じ人から次は違う印象を受ける出来事が起こるかもしれない。自分でコントロールできなく また自分に関係なく変化することであれば、不快な事の後のストレスを感じるだけ無駄である。


★全体を回って乾杯のポーズをするワーク。一人だけが盛り上がっていてもいけないことに改めて気付く。相手を感じてコミュニケーションをとることが大事さを痛感した。





課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2010年8月3日(火) PM3時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園
 
今年の光明園は今まで参加した中で一番印象に残ったものになりました。毎年、ブースに来られる人や会う人に楽しい思いを感じてもらいたいと思ってやってきましたが、今年は特にブースに来た人の思いに今の僕ができる精一杯で応えることができたし、それを時間いっぱいやり切れた感じがします。こんな気持ちには今まではなったことがありませんでした。少しだけ周りを見る余裕ができ、その人たちの思いを感じながらできるようになったのかなと思います

ステージに上がれたこともよかったです。今まで続けてきて、少しは役に立ってきたのかなあと感じられたし、ブースで出会った子ども達と一緒に上がることができたのも、楽しさの輪を広げていくという取り組みができてきた証拠かなと思います。個人的には我が子が、自分の姿を見て喜んでくれていたのもいい思い出です。

毎年地道に積み重ねてきたことでしか得られないものを、道化教室全体としても個人としても感じることができた今回の夏祭り。続けることの大切さを改めて学ばせてもらいました。来年は終わった時、どんな気持ちになっているのか、そしてブースの周りにどんな笑顔が広がっているのか今から楽しみです。(中川)




課外活動
岡山旭東病院・地域ふれあいフェスティバル 参加


日 時 : 2010年7月24日(土) PM5時~
場 所 : 岡山旭東病院

 
今回は、病院行事のため、初めて夏の時期のお祭りで夕方からの開始でした。教室のメンバーも、急きょ参加してくださる方もいて、楽しい時間を過ごすことができました。
できるまで帰らないと、皿回しに奮闘している子供や大人、バルーンが創られるのを、一生懸命見ている子供達。お祭りの空気の中で、そんな方達の表情が心を捉えました。暑いのに汗を流して、お祭りを盛り上げようとしてくれたメンバーの方たちに感謝です。
今年も、とても楽しい一日でした。(土井)

 


  




道化教室

日 時 : 2010年6月27日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
道化教室参加者からの感想

★岡山に来て働き始めた時、職場の人に、こっちはちゃんと挨拶してるのにちゃんとしてこないことに不満を感じていた。
しかし道化教室に参加するようになってから、こちらの挨拶の仕方にも問題があったのではないだろうかと思うようになった。そして挨拶の仕方を変えみると、相手側も少しずつ変化が見られてきた。相手の立場にたってコミュニケーションをとることを大切さを感じた。

★最近、相手の反応に対してあまりに過敏になってしまい、過敏すぎるのもよくなく、ある程度の鈍感さも必要と思うようになったが、今日教室に参加してみて、やはり相手の意図をくみ取り感じ考えながら、コミュニケーションを図っていくことの大切さを感じた。

★新鮮だった。同じワークをしていても、その時々の自分の状態で、本当に新鮮に感じるものだと思った。

★太鼓の音で歩いている足を止めてジャンプするワーク。ジャンプをした後、着地する動作がぞんざいになると塚原さんから指摘を受けた。物事をするときも大事だが、その後の気持ちや所作も大切なんだと感じた。







道化教室

日 時 : 2010年3月14日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
  3月の教室は、新学期間近ということで行事があったり、体調を崩されたりと、いつもより少ない参加人数でした。しかし途中から見学者も加わり、今年初の教室も楽しくスタートを切ることができました。
今回の教室で一番印象に残ったのは、バルーンを使ったワークでした。今まで何度もやったことがあるこのワークですが、今回特に“想像力”の大事さを感じました。バルーンを膨らまし、それを床に置きます。バルーンがとても重たい石のようなものだと想像します。そしてそれをもち上げます。重たいのでなかなか持ち上がらない、そのような動作を自分の想像力でバルーンと遊ぶのです。また今度は軽いものだと想像します。もっていっても空に浮かんでいってします。最後には自分自身も風船によって浮き上がってしまうというようなものを身体や表情で表現します。
先日見たNHKの特別番組、「倉本聡の“創る”世界」での、倉本さんの言葉を思い出しました。この番組は、NHKのラジオドラマ“マロース”の制作舞台裏を特集したものでした。セリフ収録や効果音など、演出に妥協は許さない倉本さんの“創る世界”に引き込まれた番組でした。「ラジオドラマは一番高度な映像芸術」倉本さんの言葉です。「音だけの世界で、お客が空想力を使う。その面白さを今忘れている」と。
物事をありのまま見るのではなく、少しそこに想像を加えることで、ありふれたものの中に笑いが生まれてきます。ユーモアに欠かせない“想像力”。何気ないいつものバルーンを使ったワークだけれど、“想像力”を鍛えることで、日々の生活も面白くなるのだと思います。芸術がなくても生きていけます。でも芸術があると、生活が豊かになります。ユーモアも同じものなのでしょうね。(土井)





道化教室

日 時 : 2009年12月6日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
 今回の教室は20名くらいの参加。初参加の人は6名。
この日は、スタートから緊張感が漂っていたような・・・。初参加の人がこれくらいいるのは普通だし、特にいつもより多いわけでも少ないわけでもないのに。この会場の空気に常連の僕まで緊張してスタート。最初の体操も、その次の拍手を送るメニューもガチガチで塚原さんも、かなり気を使っていたようす。
そんな緊張も、プログラムが進むにつれてなくなり、いつも雰囲気になりました。特にみんなの表情やリアクションが面白かったのは「ウインク殺人事件」。名前はぶっそうだけど、ある人が犯人になって相手に向かってウインクすると、相手は数秒後に倒れることに。その中で、他の参加者が犯人を見つけるというもの。ウインクされた人が、大きなうめき声をあげて倒れるのが本当に面白い。ひとりひとり倒れ方も違ってて個性的で、「みんな役者やね~」と思いながら見ていました。僕も倒れてみたかったなあ。
そんなこんなで、参加者で作る輪も、最初はいびつだったのが、教室の最後に作った輪はきれいなマルに。教室を通じて心が打ち解けあった証拠です。
  教室終了後は、忘年会をしました。今年は、くじを引いて当たった人に「今年の自分を漢字一字で表すと?」というお題に答えてもらい、なぜその字なのか語ってもらいました。なぜその字なのかを聞かせてもらうと、より深くその人のことがわかる気がしてよかったです。最後に話したのは、今日初めて参加してくれた方。「初めての参加だったけど、初めてのような気がしなかった」との感想。常連にとってはとってもうれしいほめ言葉。来年も彼女が感じてくれた温かさのある教室にしたいですね。
  今回、メンバーが毎回変わるこの教室は、毎回雰囲気が違うんだってこと、そして毎回違うメンバーともプログラムの中でお互いの心を開き合うことで、近くなれるってことを再認識しました。次回の教室もどんな雰囲気で、そして同じ空間にいる人達とどんな想いが共有できるだろうかと、今から楽しみです。(中川)





課外活動
岡山旭東病院・地域ふれあいフェスティバル 参加


日 時 : 2009年10月18日(日) AM10時~
場 所 : 岡山旭東病院
 
  さわやかな秋空のもと、今年も道化教室はこのお祭りに参加しました。午前中は子どもさんの数が少なく、ゆとりをもっての対応でしたが、午後からはどんどんと子どもたちが増え、いつもながらバルーンアートは大人気でした。ボランティアの方たちが本当に一生懸命に対応して下さいました。ありがとうございました。「地元の方がたくさん来られている旭東病院のフェスティバルは、病院のお祭りでもあり、地域のお祭りでもあるのだと思った。道化教室に出会えて、私はラッキーです」というようなコメントを、後日いただきました。こうして新しい仲間も増えて、続けて行けていることにご縁を感じまた改めて感謝します。
今年もありがとうございました。 (土井)





道化教室

日 時 : 2009年9月27日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
 心地よい秋風の吹く日、久しぶりの教室も、一人ひとり近況をお話したりと楽しい雰囲気でスタートしました。今回、私が一番印象に残ったのは、「綱わたり(仮称)」です。二人が双方から、綱をイメージして地面に張られたガムテープの上を進んでいきます。そして二人がぶつかっても何とかそれをクリアして、綱から落ちることなく反対の方向に行きつくというゲームです。私はペアを組んだSさんから、歩きだす前に「ハグすればいいよ」、と言われました。どうやってハグすればクリアできるのかなぁなどと考えながら進み、ちょうど二人がぶつかったときに、Sさんは頑張ってまわろうとしているのに、私はまだ分からないでいました。結局綱から二人とも落ちてしまいました。
  このワークが終わって塚原さんが、「二人で知恵を出し合って行動したら、一見無理だと思うこともできちゃったりするんですよね。一人だけじゃあだめだけど」と言われました。なるほどと思います。もし私もイメージできてがんばって回ろうとしていたら、落ちることなく渡り切れていたかもしれない。そんなことを思って休憩中にSさんと再度試してみました。そうすると、本当にできました。一本の線の上を二人ですれ違って向こう側にたどりつく、こんなことはできるはずがないと思ってしまいます。でもできたペアも数チームありました。一見不可能と思えることも、一人ひとりの思いを結集させると、とんでもないことができたりする。このワークが、そんなことをまた思い出させてくれました。
  また、昨年のこの日は、たまたま教室主催で行った”生命のきずなフォーラム”が行われた日でした。皆で分かち合った思いを、心にとめて広げて行きたいと改めて思った一日でした。(土井)





課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2009年8月4日(火) PM3時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園
 
 今年も邑久光明園夏祭りに参加してきました。今回は人数も多く、二十名以上の参加でした。新しい参加者も多かったので久し振りにお祭り前に長島愛生園の歴史館見学も行いました。 久々に行った資料館はリニューアルされていて、入所者の方々の証言が聞ける設備もできていました。 そこで何人かの証言も聞きました。
 「お母さんとお祖母さんと3人でここへ来ました。「家族旅行に行くよ」と言われ、当時は旅行も珍しく、喜んで行きました。 長島へ着いてしばらくするといつの間にか母も祖母もいなくなっていました。」この方は当時11歳だったそう。どんな思いがその時したのか、そしてどう過ごしてきたのか・・・ 胸がしめつけられるようでした。資料館のスタッフも言われていました。「この資料館には2つの目的があります。一つはハンセン病の歴史を伝えること。そしてもう一つはハンセン病の歴史を通じて“現代の様々な人権問題を考える”こと。」 現在も薬害エイズの問題などで、知識がないために被害者の人がいわれなき差別を受けていることがいっぱいあります。 誤解をせず物事を捉えるにはやはり勉強が大切だと言われていました。その通りだと強く感じました。
 その後夏祭り会場に移動してお祭りに参加。いつものように皿回しとバルーンアートを開催しましたが、あっという間に子どもや家族連れの人だかりで大盛況に。僕自身は、ブースに来られる人の顔を見ていました。皿がうまく回って得意そうな子ども。「お父さんもどうですか?」とすすめると、失敗しながらも楽しんでいるお父さんたち。そしてそんな家族を優しい眼差しで見ているお母さん。皿回しをきっかけに温かい輪が広がっているような感じがして、それに関わっている僕もとても嬉しい気分になりました。また、入所者の人達にもバルーンの犬などを配ると、嬉しそうな笑顔が返ってきました。またバルーンアートはすごい行列でしたが、作り手のみなさんは訪れた人とのやり取りを楽しみながら応対していて、そこにも温かい輪が広がっていましたよ。僕たちが目指している「広げよう笑いの種、咲かせよう赤いはな」ができていたんではないでしょうか。
 そうそう、僕たちは家族で参加しました。我が子は花火の音が苦手なのでどうかなーと思っていたんですが、案の定最後の打ち上げ花火が上がりだすと「コワイー」。そのまま帰りました。ただ帰途で車中からも花火が見えて、それだと平気みたいで、嬉しそうに見ていましたよ。来年はもっと間近で見ようね♪(中川)



道化教室

日 時 : 2009年5月17日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」


  今回の教室は、参加者のスピーチから始まりました。新しい方は自己紹介、以前から来られている方は教室を続けている理由を話しました。「自分の今までに経験したことを、何か周りのために役立てたい」「教室に参加することで、自分自身を変える一歩にしたい」また続けている方からは、「自分に合うよと言って勧められたけれど、実際に参加してみると自分にないところばかりだった。だから続けているのだと思う」・・・普段教室では、体を動かして、言葉以外のコミュニケーションを使って表現することが主ですが、こうして一人一人がご自分の言葉で感じたことを話すのは、お互いの理解を深めるのに時に大事だなと思いました。
  また、今回のワークの中で一番印象に残ったことは、“止まってポーズ”(仮称)です。まずは皆で会場を動き回ります。太鼓の合図でストップ、それぞれが思い思いのポーズを作って止まるということを繰り返します。一人が同じポーズをしないということがルールです。ワークの説明を聞いて、始めようと皆が動き出した時、いきなり「ちょっと待って下さい」と塚原さん。「みなさん下を向いて動き出しましたよ。どんなポーズにしようかと考えている証拠ですね。」
考えるとやはり表現も自然体ではなくなります。そして、それは周りにも伝わってしまいます。これを聞いた時に、若手の実力俳優である瑛太さんの言葉を思い出しました。“台本が確実に入った状態で、その場で実際に共演者と向き合い、そこで何が起こるかが一番大事”だと。照明、セット、スタッフ、そして共演者…いろいろなもので創られているその空間に入って何を感じるか、それによって表現していると。そうするとお芝居も自然になり、それは見る人にも伝わるのだと思います。普段の生活の中では、周りの視線や常識やルールなどで、本当に感じた気持ちを閉じこめていることが結構多いのかもしれません。“考えるのではなく感じること”道化教室は、これが自由にできる場なのだろうと改めて思いました。
  あいにくの雨でしたが、新しいメンバーも加わって今回も有意義な一日を過ごしました。(土井)







道化教室

日 時 : 2009年2月22日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」


  今回は初参加の人も多く、28人。最近は人数も増えて、常連の人達もちょっと緊張しながらスタートしました。
  まずいつもの体操から。これで和むんですよねー。心も体もすこし温まってからいよいよ実技へ。最初は「体の一部が人格を持ったつもりで動いてみよう」ということで「お腹」編、「背中」編などで動いてみました。その後は「体が楽器」「空間を塗るつもり」で動いてみるという実技。これらをする時は、イマジネーションが大事。みんななりきってやってたんではないでしょうか。というのも、僕は実技をしているとき、周りをなるべく見ないようにしているから。いつもは周りの目を気にしがちな自分。それを克服したいというのも教室に来ている目的だからです。
  その後は感情表現の実技。歩きながら、塚原さんの合図で思いっきり笑ったり泣いたり。特に今回面白かったのは「絶好調・絶不調になってみる」というもの。これははじけたー。みんなの「やったー!」とか「やっほー!」などの声がこだまして、その後「絶不調」のときにはどんよりした空気が教室を包み、このギャップがたまらなく面白い。ここまで極端な気持ちの変化を楽しめるのもこの教室ならでは。
  こうやっていろんな表現をすることで自分の許容量も広がっていくとのこと。人間は自分の許容量の範囲でしか人を受け止められない。だからそれが広がればいろんな人を受け容れ関わっていくことができる。ナットク♪もっと自分を広げていきたいです。
  今度はみんなで円を作って歩き、太鼓の音の数で跳んだり反転したりしゃがんだり。二人の参加者も太鼓のたたき手になりました。終った後の二人の感想が対照的。一人は「私の指示通り動いてもらって申し訳ない気持ちになった」、もう一人は「みんなが私のたたいた通りに動くので楽しかった」。この違いもまた楽し。
  次はペアになって様々な実技。一番印象的だったのは背中合わせで相手の気持ちを汲みながら動くという実技。これまでもやってきた実技だけど、初めて組んだ古い教室のメンバーだったせいか、今まで感じたことがないくらい相手の考えていることが伝わってきました。やっぱり長く教室に参加していると相手の息づかいを感じる力が少しはついてきて、そんな二人が組むとビンビン感じ合えるのかな?などと思ったりしました。やっぱり続けることが大事です!(中川)






道化教室

日 時 : 2008年12月21日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」


  不思議なご縁で道化教室に通い始めて約5年、今回初めて見学という形で参加しました。少し遅れてパッチアダムスホールに着くと、既に教室は始まっていて、ドアは閉まっていました。ちょっとドキドキしながら近づいていくと閉じたドアの向こう側から、笑い声が聞こえてきて、こういう場所が病院の中にあるって素敵なことだなと改めて感じました。
 今回の道化教室も新旧色んな人が入り交じり様々なワークが繰り広げられ、たくさんの笑いがうまれてました。ここは、笑顔になれる場所、笑顔を取り戻せる場所だと思いました。電車に乗ってたり、街を歩いたりして、周りを見渡せば、自分も含め険しい顔をしている人達がたくさんいます。ちょっとしたことで、イライラしたり腹をたてたりしている人や自分がいます。それを当たり前のように思ってしまいがちですが、教室での皆の活き活きと輝く笑顔を見て、人と笑いあえる、違いを面白いと思える、この教室のような場での人の姿こそが人間の本来の当たり前で、あるべき姿なのかもしれないと思いました。そして、この場だけでなく、他の場でも、そういった空気を創っていきたいと思いました。
 今回の教室で一番印象的だったのは、二人組になってお互い、「1、2、3」と順番に言って遊ぶワークでした。最初は、「いち、に、さん」と交互に言い、次に、「ワン、ツー、スリー」「大、中、小」と交互に言い、最後は「2」のところで、声を発せず、ポーズをとるというルールで遊びました。お金も場所もいらない、相手が一人いればできる遊びですが、教室中笑いの渦に包まれていました。ふと子供の頃、遊びやルールを自分で考えて、遊んでいたことを思い出しました。大人になって、遊ぶといえば、「飲みにいく」とか「映画にいく」とか「遊園地にいく」とかお金が発生することを連想していましたが、いつの間にか固定観念に囚われていたということに気がつきました。気づいてないだけで、「遊ぶ」ということだけでなく、他にも色んな囚われを抱えているのだろうと思いました。生きるということは、もっと楽しくもっとシンプルなことなのかもしれません。
 今回、教室に見学者として参加して思ったことは、例え見学をしていても見学者ではなく参加者なんだということです。どのような場でも、その場にいるということで、既にその場を創っている一人であるということ、そして自分の気持ちや見方次第で、全ては変わって見えるし、実際に変わっていくということを強く感じました。
最後は、円となり、みんなで手を繋いで万歳と礼をして、心も体もあたたまり、今年最後の道化教室も幕をとじました。(菱川)





課外活動
岡山旭東病院・地域ふれあいフェスティバル 参加


日 時 : 2008年10月19日(日) AM10時~
場 所 : 岡山旭東病院
 秋晴れの中、10月19日に岡山旭東病院フェスティバルが開催され、私たちおかやまあかいはな道化教室も1ブース頂いて今年も参加しました♪
 いつもと同じ、皿回しとバルーンアートのコーナーを設けて、来られた人々に楽しんでもらいました。バルーンアートのコーナーは行列ができるほど。ブースに来た人たちは、パンプキン・剣・帽子・犬etcを次々にリクエスト。それに手際よく応えて次々に作って渡していました。フェスティバル後半には会場の殆どの お客様がバルーンを持っていましたよ。
皿回しのコーナーは老若男女がいっぱいいっぱい集まって、「どうやったら回せるのー?」「うまくできなーい」などの声が飛び交います。けど、子ども達はあっという間に習得。さっきまで生徒だった子どもがあっという間にインストラクターに。不器用な大人たちに厳しく(笑)指導していました。
このブースで皿回しの魅力に取りつかれた人の心をくすぐるように、今年は皿回しの販売コーナーも設けました。「せっかく覚えたから友達にやって見せたい」「今日はうまくできなかったから家で練習する」などの理由で10セット以上売れました。またクリニクラウンの紹介スペースも作りました。今後もイベントの時には商品販売やクリニクラウンのPR活動もしていきたいと思います。(中川)






第61回済生会学会 ランチョンセミナー参加

日 時 : 2008年10月19日(日) AM11:50~
演 題 : 「笑顔は人を幸せにする ~クリニクラウンの視点」
演 者 : 臨床道化師、道化師  塚原成幸 氏
場 所 : 岡山コンベンションセンター
 

  日本クリニクラウン協会が発足してちょうど3年目の記念すべき日、岡山で行われた学会においてクリニクラウンのランチョンセミナーが行われました。テーマは、「笑顔は人を幸せにする ~クリニクラウンの視点~」 臨床道化師・道化師である塚原成幸さんが2会場(同時中継の会場あり)で計700名を超す参加者に対して、クリニクラウンとは何か、またその役割・効果などについてお話をしました。
  お話の中で印象に残ったことは、子供たちとの実際の関わりでした。「他に行くとこないの?」と問われて「ないよ!」というクリニクラウンに、“しかたないなぁ”という顔で付き合ってあげる子供たち。またドアも普通に開けられなくて困っているクラウンを助けてあげる子供たち(病室の中の誰かは、そんなクラウンの一生懸命さに反応するそうです)疑うことなくクラウンを助けようとする・・・子供ってそんな存在なんだと改めて気付かされます。病院ではいつもケアを受けている立場である子供たちが、クリニクラウンに対してはケアをする存在に変わります。「あてにされる誰かがいるということが喜びになり、生きる勇気につながっていくのです」と塚原さん。その時々で子供の心理や周りの状況をつかみ、関わりを持つクリニクラウンの奥深さを感じました。一方的にパフォーマンスをして笑顔を“与える”のではなく、豊かなコミュニケーションによって子供の成長を支えていくクリニクラウンは、本当に“優れた表現者”であるのだと思いました。
  聴衆である医療従事者に向けて、子供理解への関心を促し、また“人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい”という言葉で締めくくりながら、個人の心のバランスのとり方についても語っている塚原さんをみて、臨床道化師の役割の幅広さを感じました。
(写真:安尾  文:土井)






教師×道化師×医師=豊かな人生の実践
生命のきずなフォーラム 2008


日 時 : 2008年9月27日(土) PM1時半~
場 所 : パッチ・アダムスホール
 
 2008年9月27日、「教師×道化師×医師=豊かな人生の実践 生命のきずなフォーラム2008」をパッチ・アダムスホールにて、おかやまあかいはな道化教室の主催で開催しました。市場経済の現代社会、物質的には豊かになってきましたが、反比例するように悲しい事件が増え、人々の心の豊かさが失われつつある今だからこそ、改めて生命のきずなについて自分達が考えたい、そしてみなさんと一緒に考える時間をもちたいという願いをこめて開催しました。
 第一部は、東京大学名誉教授の大田堯先生が「生命のきずな」と題し、講演してくださいました。今年90歳になられるとは思えない静かな、しかし力強い語り口調に、伝えたいという先生の熱い思いがひしひしと感じられました。私も先生のお話をしっかり受け止めたいと強く思いました。講演の中で、現代のマネー中心の社会が、人と人をバラバラにしていること、そういった現代社会の中で、私達はどのように生きていったらよいかというヒントを頂きました。ヒントとして、先生は、「一人一人違うこと」「関わりの中にあるということ」「自らが変わること」という3つの生命の特徴をあげられていました。これら、生命の特徴を厳然たる事実として捉えて生きていくことが、失われた生命と生命のきずな、新しいライフ・ラインの創造に繋がるのではないかということでした。
 第二部は、生命を救い護る医療、生命を励ましていく教育、そして生命の輝きを見つめていく道化師として、それぞれの道を探求し続けた師である
、岡山旭東病院院長の土井章弘先生、第一部の講師の大田堯先生、そしておかやまあかいはな道化教室の案内人の塚原成幸さんでのパネルディスカッションでした。コーディネーター役は、おかやまあかいはな道化教室の世話人で天然ぶりには定評のある土井裕子さんが務められました。それぞれの道で生命と密接に関わりあってこられた三人の視点からのお話は、とても興味深く刺激的なものでした。私は、長年三人の追っかけをしておりますので、それぞれに何度もお話を聞いたことはあります。今回、「こそ丸」や、「人間には憎悪と不快を忘れさせる性質がある。」や、「人間はその気になって変わる。」などのお話に改めて、激しく心が震えました。今までは頭で「分かってたつもり。」になっていたことに気づかされました。ほんとうに「分かる」ということは、「変わる」ということなのだろうと思いました。それぞれの世界で、その道を真剣に探求して生きておられる三人のお姿からは、「よりよい人生への憧れ」をいただきました。この「人の生き方からいただく憧れ」こそが、私自身を「よりよい人生」へ導いてくれるのだろうと思います。
 この社会の失われた生命と生命のきずなを取り戻したい!と願う時、つい、自分には無理だとか、何をしたらいいのか分からないとか考えてしまいがちですが、きっと一番身近なところから始めればいいのだと思います。家庭や職場や地域で、まずは、心かよう挨拶、会話から始めること、それこそが、新しいライフ・ラインの創造に繋がるのだと感じました。
 このような素敵な時間をいただき、ほんとうに幸せでした。みなさま、ありがとうございました。(菱川)









クリニクラウン 岡山大学病院訪問 見学

日 時 : 2008年8月11日(火) PM2時~
場 所 : 岡山大学附属病院小児科
 
  岡山大学小児病棟にクリニクラウンの定期訪問が決まり、おかやまあかいはな道化教室からも初めて、代表で2名実際の現場を見学させていただきました。

  病棟の入り口付近で私たちが待っていると、ハーモニカの音がかすかに聞こえてきます。まるで子供に戻ったかのように、見学している我々もソワソワしてきます。まずはすべての子供たちに「こんにちは!」とごあいさつ。10分も経たないうちに2、3名の子供達がクリニクラウンの周りに集まって来ました。関心があるのにそうではない振りをしていた子供も、すぐに打ち解けていきます。たったの数分で、心の中にある素直さが引き出され、人と関わることができるのでしょう。大人はこうはいかないなと思いました。またカーテンを少し開けて、お母さんに抱っこされながら関心を示している子どもがいました。クリニクラウンはそんな女の子のそばに行って、手動のオルゴールを回します。その音色に合わせて小さな女の子は、お母さんと一緒に体を揺らし始めます。静かな優しい時間が流れていきます。

  訪問して一時間もたたない頃でしょうか。自然な流れから、クリニクラウンはその周りの子供たちと一緒に廊下を行進し始めました。そこにたまたまお医者さんが反対方向からやってきました。「仲間に加わりたいの?」とクリニクラウン。そのお医者さんも行きたい方向は逆なのに、これもまた自然に行進の中に加わっています。そしてナースステーションの前でその列は止まりました。スタッフも見ている中、日用品を使った遊びが始まります。クリニクラウンがまずお皿を回します。そのお皿をお医者さんに渡そうとしますが、うまく受け取れません。二、三度やったけれどどうしてもうまくいきません。「だめだなぁ」というような素振りで、今度はそばで見ている子どもに渡します。すると、すっとうまく受け取ることができます。後で聞いたお話ですが、力を使って道具を扱おうとしているのか、素直に道具と向き合っているのかの違いだそうです。いつもは完全に見えるお医者さん。しかしケアを受けている子供の方が、できることだっていっぱいあるのです。この出来事で、その子供の心の中にどんな感情が生まれたでしょうか。またそれを周りで見ている子どもや親、病院スタッフはどうでしょう。そして、その後のこの医師と子供たちのとの関係はどうなるでしょう。クリニクラウンが数分で行う関わりの中には、さまざまな可能性が含まれているように感じました。また掃除のおじさんやおばさんも、笑顔になっていきます。普段はそう言葉も交わさずにお仕事をこなしていらっしゃるかもしれません。しかしクリニクラウンが通ると、その場にいるすべての人に光があたるかのように、イキイキと動き出す印象を受けました。

  “何がこのように人を変化させていくのでしょうか?”私はこの見学を終えて考えました。そして一つ答えが見つかりました。それはクリニクラウンの中にクラウンハートがあるからだと思います。あかいはなのココロ、つまりは愛情だと思うのです。見学をしている私自身の中にも何か力のようなものが湧いてくる感じがしました。そしてやさしい気持ちになるのです。これはクリニクラウンの中にある愛情に触れ、そしてそれによってとんでもないほどのまぶしい表情を見せる子供や、その周りの人たちを見たからだと思います。見学した私までも変化するのだから、例えば子供のそばにいるお母さんはどうでしょう。わが子が突然に病気になり、病院と家との毎日。「なんでうちの子が」「こんなはずじゃなかった」そんなことを思ったことも、もしかしたらあるのかもしれません。しかし、まったく知らない人が訪れて、わが子にこんなにあったかいハートを届けてくれる。その家族が受けた力や愛情は、きっと勇気に変わり、そばにいる子供へ大きな影響を与えるはずです。

  子供とクリニクラウンとの関わりの変化、病棟全体を巻き込んでの環境デザイン、医療スタッフと子供たちの関係、家族への影響…、関わる人に光を当てながら、その人自身を輝かせていくクリニクラウンの可能性は計り知れないものだと思います。そしてやっぱり、一番印象に残ったのは、子供たちの表現しがたい、いとおしく美しい表情でした。主役はやはり“子ども”です。日本という文化の中で、クラウンが病棟を闊歩するのはどんな感じなのだろうかと思ったこともありました。しかし実際に目の前で見ると、まったく違和感なく溶け込んでいるのです。そこには見えないところでの、クリニクラウンの細部にわたる配慮や訓練、そしてそれを支えている人たちの働きがあるからなのでしょう。医療の中にクラウン文化が本当に根ざしてきているのを感じた一日でした。(土井)









課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2008年8月5日(火) PM4時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園
 
 夏の課外活動として、おかやまあかいはな道化教室は今年も邑久光明園の夏祭りに参加しました。教室の参加者は約20名、県内外から集まってブースを盛り上げてくださいました。去年は台風の中でしたが、今年は夕方といえど立っているだけで汗ばむような暑さの中準備を始め、会場のほぼ真ん中で、お皿を回したりバルーンを作ったりと来られた方達と楽しい時間を過ごしました。
 4年前、あかいはな道化教室がこのお祭りに参加した時は、“この人たちは何だろう??”という運営スタッフ側からの雰囲気を感じました。しかし、年々それが変化していき、今年は壁と机に“おかやまあかいはな道化教室”という張り紙が貼ってあり、休憩室の中に人数分の場所まで確保されてありました。この変化はやはり、お祭りの中の我々の存在・役割を、毎年訪問する度に主催者側が感じてくださっている証拠だと思います。続けるということの大事さを思います。今年は子供たちの驚きを含んだような本当に楽しそうな表情が印象に残りました。
 入所者の方との関わりも、人と人とがそうであるように、自然なかたちで時間を重ねていきながら、その関係性を築いていけたらと思えた今回のお祭りでした。4度目の訪問は、私にとって何か意味深いものとなりました。(土井)





道化教室

日 時 : 2008年7月6日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
 夏だ!海だ!屋台だ!生ビールだ!かき氷だ!道化教室だ!というわけで、今年も、夏が始まり、夏の道化教室がやってきました!暑い中、熱い仲間達が集まりました。今回の道化教室も、昔から参加されている方、数回目に参加の方、初めて参加された方と入り乱れて、何とも言えない緊張感漂う空気の中、教室はスタートしました。
 最初に、塚原さんが活動されていらっしゃるクリニクラウンについての説明がありました。
その中で、世界共通の笑いのポイントとして、「予想外なこと」をあげられていました。今までにも何度か聞いた話しでしたが、感動して鳥肌がたちました。私は、現在のところ日常生活では、「予想外なこと=思うようにならないこと」を楽しむことができてません。この予想外を味方につけ、楽しむことのできる視点を持つことができたら、楽しい時間は必ず倍増すると確信し、嬉しくなりました。
 今回も様々なワークが行われ、気づきと感動の連続でした。その中に、風船と遊ぶワークがありました。風船をふくらませずに、ひっぱって飛ばしたり、楽器にしたり、「風船=ふくらませて遊ぶもの」という固定観念を取っ払われたワークでした。この固定観念は結構やっかいなもので、人(特に長くつきあってる人)に対しても、「この人は、こういう人だ。」という固定観念にとらわれてしまって、今、その瞬間の、目の前の人を感じたり、見てないことが多いという気づきをいただきました。固定観念にとらわれてしまっていると、微細なSOSのサインや、変化、距離を縮めるチャンスに気づくことができないなと思いました。それはとても危険で、もったいないことだと感じました。
 また、二人一組となり、背中あわせでもたれ合うというワークがありました。お互いに力をぬいてもたれあった時、どちらかが頑張らなくても、気持ちよくそのもたれ合いは成立するということを体感しました。人と人がもたれあっている姿を見た時、「人という字だ!」と思いました。老若男女問わず、人と人は、関わりあって支えあって生きていく生き物なんだと感じました。
 最後は、皆で大きな円をつくり、手をつなぎ、万歳をして、終わりました。教室が始まった時の硬い表情から、たくさん一緒に遊んだ後の、輝く笑顔に変化した皆を見ていた時、ふと、「人間は、本来、人が大好きな生き物なのかもしれないなあ。」と思いました。教室の内でも外でも、人と繋がって生きたいと思った夏の午後でした。(菱川)




道化教室

日 時 : 2008年4月20日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
 春の教室というのは、改めて新鮮な気持ちにさせてくれます。新しい顔、懐かしい顔、30名を超えるメンバーが集まって新年度最初の教室がスタートしました。また今回初めて入院中の患者様が参加されました。病院で開催しているあかいはな道化教室にとって、これはとてもうれしいことでした。
 新年度にふさわしく、始まりは教室のオリエンテーションからでした。内容・今までのあゆみ等のお話がありましたが、“これだけは覚えておいて”ということは、つまり「まじめに遊ぼう!」ということです。子供の頃、時間を忘れて夢中になって遊んだ時のように。その中で色々なことを発見していったように。
 始めのワークは、新メンバーも加わって、いつもより大勢の方達と円を作りました。みなさん少し緊張気味です。そこで教室始まって以来の異変が・・・。手をつなぎながら、円を作る人が出てきました。「緊張すると、安心を求めようとするんですよ。」と塚原さん。心と行動はつながっていて、身体は言葉以上に正直だなと思いました。その後のペアワークが、今回一番印象的でした。お互い初めてというペアの多い中行った、“押し合いごっこ”(仮称)です。向かい合って立ち、動かずに手だけを使って押し合います。通常、大人は初めて出会う人と、爽やかな微笑みを交わして「初めまして」「どうぞよろしく」などど、少し格好をつけるものです。しかし“押し合いごっこ”ではそんなことはしていられません。二人とも真剣そのものです。普段は見せないような互いの表情で、二人の距離はぐっと縮まっていきます。一気に、教室の空気が和らぎました。
 人との関わりの中で、緊張や恥ずかしさがあったりすると、なかなか自分自身をオープンにできないものです。少し勇気を出して、表情豊かに感じたままを表現することは、心地よい関係づくりの一歩かもしれません。今回もワークの中で、人の中で色々な気付きをもらった充実した一日でした。(土井)





道化教室

日 時 : 2008年2月17日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験~笑いの芽をみつけていこう~」
 
 例年になく寒い日が続いている2008年の冬。「人間は、長い冬が続くと身も心も縮こまってしまう。」以前につかはらさんが教室の中でお話されていたことを、身を持って感じる毎日です。でも、そんな縮こまった身も心もポカポカにしてくれる空間があるんです。それが道化教室です。
 今回は2008年最初の道化教室。当日は雪が舞うくらいの寒さにも拘わらず、パッチ・アダムスホールは人の温もりで満たされていました。ちなみに今回の教室に参加されたみなさんは、これまでに参加経験のある方ばかり。とてもアットホームな感じで、ワークがスタートしました。
 今回のワークは今まで体験したことのない内容が盛りだくさんでした。「ゴールから遠い人が1位」という“スローランニング”や「指先に神経を集中させる」“マイ箸ゲーム(仮)”真面目に遊ぶ仲間の姿に、教室は笑顔や笑い声で溢れていました。また、遊びと創造性って本当に深い繋がりがあることを再確認しました。
 今回の教室で1番印象に残ったのは、相手の視線からメッセージを読み取るという活動でした。これはペアで行います2人の間に一定の距離を設け、片方がイスに座った状態、もう一方は相手の視線からのメッセージを読み取りながら、互いの距離感を調整していく活動です。日頃、相手の目を見て話すように心掛けてはいるものの、いざこのワークが始まると相手から発せられるメッセージを理解できているのかという不安の連続でした。いかに、相手からの視線による投げかけに対しての意識が低いかということを痛感しました。相手からの何気ない投げかけに心や身体を自然に傾けることの出来るようになるためには、日頃から意識することだけでなく、そのことを感じ取れるだけの“こころの余裕”を持って日々を過ごすことが大事になってくるなぁと感じました。
 今回の道化教室も笑いあり、そしてたくさんの気付きや発見に溢れていました。そして、気が付いたら身も心もポカポカになっていました。きっと、素敵な仲間が集う空間、仲間と関わる時間、そこから生まれる熱は、人の心までポカポカに温めてくれるんだなぁって思います。
 2008年もたくさんの仲間と出会いやかかわりを通して、笑顔の種を広げていきましょう!!(永見)





道化教室

日 時 : 2007年12月9日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
 以前、あるギターリストが「ライブは、演奏する者、会場のスタッフ、そして会場に来てくれたお客さんとでつくるもの。当たり前の話だけれども、例え、同じ会場で同じ曲を同じ順番でやったとしても、同じライブは二度とできない。」とおっしゃっていました。参加型ワークショップの道化教室は、参加者の影響力がより顕著で、誰一人欠けていても創れない、その日、そのメンバーだからこそ創られる空気感、ドラマがあります。だからこそ、同じワークをしても、毎回常に新鮮な発見があり、飽きることがありません。
 今回の道化教室も、新しいたくさんの仲間が参加してくれました。最初にいつも通り、円をつくったのですが、その円の大きさ(=人数の多さ)に驚き、新しい出会いに少しの緊張感と大きな喜びを感じました。
 今回の教室で一番印象的だったのは、「背中で受信」です。これは、二人組になり背中合わせに立ち、背中でお互いの意志を感じとり、動いていくというワークです。最初は、相手が動いたから自分があわせよう、次は私が動いてみようと頭で考えていました。最後の方は、今動いているのが、どちらの意志なのか分からないような状態になり、まるで一心同体でした。とても優しい静かで穏やかな気持ちになりました。見学されていた方に、感想をうかがうと、「この会場全体が優しい癒しの空間になっていたように感じ、私も癒されました。」とおっしゃられていました。以前に、塚原さんが「人は環境を創り、環境に影響をされている生き物」と書かれていましたが、このワークを通じて、そのことを体感しました。日常で人の話を聞く時も、このワークのように、心の中で批判をせず、相手の伝えたがっていることを理解しようと心掛ければ、摩擦は減り、優しい関係を創れるのではないかと思いました。
 最後は、皆で再度円をつくり、手をつなぎ、万歳をして終わりました。今年最後の道化教室も、楽しく、あたたかく、感動的なものでした。(菱川)





課外活動
岡山旭東病院・地域ふれあいフェスティバル 参加


日 時 : 2007年10月21日(日) AM10時~
場 所 : 岡山旭東病院

“広げよう笑いの種、咲かせようあかいはな”のテーマのもと、今年も道化教室はこのお祭りに参加しました。今回の新たな取り組みは、オリジナルの小さな“笑顔の種”を講師であるつかはらしげゆきさんの“種の育て方”のメッセージを添えて来られた方にお渡ししました。どれだけの方にその思いが伝わるのかわかりませんが、楽しいことばかりではない毎日で、ふと手にとって笑顔になってくれる瞬間があればなと思います。ボランティアの一人の方から後日こんなコメントをいただきました。「笑顔の種を広げるという一番の近道は、私達自身が、日常生活の中に笑顔を忘れないことだと思いました。」道化教室のコンセプトでもあるこの近道。容易くはないけれど、これからもずっとこの笑顔の種を、自分自身の内側に、また外側に広げていきたいと思いました。(土井)





道化教室

日 時 : 2007年9月9日(日) PM1時~4時
場 所 : パッチ・アダムスホール
講 師 : つかはらしげゆき 氏
      「クラウニケーションの体験」
 
道化教室に参加すると、幼い頃に、近所の公園で遊んでいた頃を思い出します。何となく、いつもの公園(=いつものパッチアダムスホール)に集まって、ガキ大将(=塚原さん)が近所の子供達(=道化教室の仲間達)に遊びを提案し、時間を忘れて夢中になって真剣に遊ぶ、そして、遊びを通じて様々なことを発見していく、そういった喜びが道化教室にはあります。 今回の道化教室は、新しいたくさんの仲間が参加してくれました。最初、少し緊張感がある雰囲気でスタートした教室でしたが、教室がすすむにつれ、いつも通りあちこちで自然な笑顔がこぼれ笑い声が聞こえるようになりました。道化教室は、大人になるにつれ、知らず知らずに張りめぐらしている、私たちの心の垣根を取っ払ってくれます。3時間、体を使って一緒に遊ぶ方が、同じ時間、心の垣根をもったまま話しをするよりも、相手を理解でき、親しみを持てるのだと体感しました。
 今回の教室で一番印象的だったのは、最後の皿回しです。皿回しの道具は、ご存じの通り棒と皿です。私達はこの二つを手にすると、条件反射のように、棒を使って皿をまわそうとしがちですが、実は棒だけでも皿だけでも遊ぶことができるということで、棒を指にのっけてバランスをとったり、皿を手で回転させたりして遊びました。このように皿回し一つをとっても、本当はたくさんの可能性を秘めているのに、その可能性の一部分しか気づけてない、同じように人に対しても、ある一部分だけで決めつけてしまって、可能性を狭めてませんかというメッセージを塚原さんから頂きました。固定観念を取っ払うことができれば、人も自分も可能性は無限大に広がっていくことを知りました。要は自分次第ということなのでしょうね。 (菱川)




課外活動 邑久光明園夏祭り参加

日 時 : 2007年8月2日(火) PM4時~
場 所 : 国立療養所 邑久光明園
 
 台風5号が接近している中、今年もおかやまあかいはな道化教室は、長島にある邑久光明園(国立ハンセン病療養所)の夏祭りに参加しました。あいにくの天候でしたが、道化教室のブースは光明会館の中に設置されていたので、むしろいつもより多くの方と、また多くの入所者の方と出会うことができました。バルーンアートや、皿回しという道具を使って、人と関わりその時間を楽しんでいきます。今年で3年目の夏祭り。道化の思想はその人がもっている独自の輝きに目を向けるところから始まります。そんなクラウンシンキングを学んでいる私たちが、あの光明園を訪れて3度目です。過去の事実を理解していきながら、それでも、今この時に“一人の人に出会いに行く、友人に再び会いに行く”、そんな思いで、私たちはこれからもあの島を訪れていきたいと思います。  (土井)

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